歳旦祭にはじまり正月、節分、初午、そして先日の祈年祭とようやく新春のお祭りが一段落し、今日は仏滅ということもあって穏やかな境内になりました。
雪が残っておりまだ元通りというわけではありませんが、整備・清掃などももう行っていかなければなりません。年明けから一月余り、一杯になった境内のおみくじもお焚き上げをさせていただきました。
境内に残ったおみくじ掛け
お正月の様子
神社やお寺に参拝しておみくじを引いた事がない、という方はあまりいないのではないでしょうか?
日本のおみくじは古くは中国の“天竺霊籤”が伝わったもので、江戸時代に有名な天海僧正らによって今の形が広められたという説があります。
転職や結婚など人生の大事に直面して悩んだときにお坊さんなどに引いてもらう、のが本来であったようですが、今は誰でも引くことのできる、日常的な吉凶判断として定着しています。
鈴鹿明神社にて頒布しているおみくじ、三種
おみくじに関してよくあるご質問は、“何回も引いて良いのか”。
おみくじは神様の言葉ですので、基本的に引くのは一回だけです。吉凶といっても吉には“戒め”、凶には“励まし”の意味がありますから、どちらの結果でもしっかり受け止める事が大事です。
また“境内に結ぶ意味は?”というものもあります。
おみくじを結ぶのは吉なら“実を結ぶように”、凶なら“神様に悪運を引き取ってもらえるように”という意味がありますので、結んでいただいても結構ですし、上記のように神様の言葉でありますので、持ち帰って御守りにしても大丈夫です。
ただ、境内の木に結びつける方をたびたびお見受けしますが、木に結ぶと枝や花を傷付ける事にもなりかねません。おみくじを掛ける場所が見あたらない場合は、神社やお寺の人へ聞くようにお気を付け下さい。