今日も穏やかな晴天になりました。気温もここ数日は春と言っていいくらいの暖かさで、週末までこのような空が続くそうです。
また節分の頃までと比べると大分落ち着きましたが、友引というお日柄も相まって厄除けなどの御祈願も奉仕させていただきました。
その中でも今日は “神恩感謝” のお祭りについてのお話です。
“神恩感謝(しんおんかんしゃ)” は自分が無事に過ごせていること、あるいは願い事が叶ったことなどを文字通り神様に感謝・報告することで、神社では “報賽(ほうさい、かえりもうし)” とも言います。
奉賽の『賽(さい)』の字は御賽銭と同じで、“神様の恩に応える、感謝する”という意味があります
相手が人であっても、挨拶もなしにお願い事をするのは失礼であるように思います。そのため神社でお参りする際は、心の中でまず挨拶・感謝の言葉を述べてからお願い事をするのが正しい作法とされています。
神社ではお宮参りや厄払いのお祓いと並んで神恩感謝のお祭りも行うことができます。ただこうした言い方は何ですが、お願い事をせずに神恩感謝だけで昇殿なさる方はごく稀と言えます。今日はそのお祭りを奉仕できて、神主としても嬉しく思いました。