座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

当社の神輿

2015年04月22日 | 神社知識・作法・歴史

現在当社には6基(本神輿、旧本神輿、子供神輿、小田急電鉄相模大野工場から寄贈された欅神輿、万燈神輿、子供用万燈神輿)の神輿があり、それぞれ担ぐには決まりがございます。

旧神輿は、平成八年に大神輿を新調するまで、長年にあたり担がれていた神輿です。当時は神輿の担ぎ手は十八人と決まっており、鈴長、皆原、星の谷の三地区より六名ずつの代表が選ばれて神輿を担ぐ事が許されていた時代もありました。

旧神輿の製造年月日ははっきりしないが、昭和4年には大修理の記録がある。

現在は、神輿保存会入谷睦が結成され、現在会員約100名により御神輿が担がれております。神輿は変わりましたが、今でも変わらず、宮出しの際は神輿の担ぎ手は白丁を身に付けお祓いを受けた後、神輿にお供えした神酒を口に含み、両手両足を清める為、霧状にして吹きかけて始めて神輿に障る事が出来ます。

神輿を担ぐと神社から禊所まで両手で頭上にさして静かに担ぎ、禊場で小石を現在は神社裏の湧水で洗い清めてお供えし、神事が終わるとその小石を神輿へ納め、氏子地域を練り歩きます。

 平成8年に新調した大神輿

この神輿は、いかなる理由があっても、唯一8月1日の例大祭にしか出す事が出来ません。

例外で唯一例大祭日以外に神輿を出したのが、平成21年10月23,24日に伊勢の神宮に座間で収穫したお米を奉納し、その際におかげ横丁にて当社の大神輿を担がせて頂きました。その一度だけです。

その初穂米奉納を記念して、当時の神輿会会長より、子供神輿の奉納がございました。

大神輿を小さくしたもので、横に並べると大きさだけ違ってそっくりです。この子供神輿は7月31日の宵宮祭で入谷睦子供神輿会を中心に地域の子供が神社周辺を担ぎ練り歩きます。

兎にも角にも、当社の由緒を見ても分かりますように神輿は切っても切れない関係です。唯一の日は久しぶりに今年は土曜日にあたります。是非とも勇敢な神輿を見に来て観て下さい。

通常は神輿庫ございますので、9時~16時半まではご覧頂けると思います。

もう一基は、平成19年5月小田急電鉄相模大野工場様奉納戴いた、職場の皆様「車睦」による手作りの襷手造神輿です。通常の地域のお祭りにはこの御神輿を担がせて頂いております。以前は座間市と友好都市を結んでおります福島県須賀川市で担いだ事もございます。

小田急電鉄相模大野工場様より奉納戴いた神輿は参集殿ロビーの展示しております