当神社境内には鐘撞堂があります。
鐘は音によって(時報として)時を知らせる・煩悩を散らす・悟りに導くとされていますが普通はお寺にあるもので、このように神社の境内にあるのは昔の神仏習合の名残と言われております。
それゆえ神社の行事で鐘をつく事はないのですが、年に三回だけ座間市よりお話を受けてこの鐘を鳴らす日があります。その一回目が今日、広島へ原子爆弾が投下された日です。
73年前の1945年8月6日午前8時15分、太平洋戦争の末期において広島市に米軍による原爆の投下が行われました。
軍人・市民を問わず極めて多くの方々がその犠牲となり、今もその傷が癒えたとは言えません。この平和祈念の鐘つきはその記憶を風化させないために行われるものです。
犠牲となられた御霊が安らかであります事と、世界の恒久平和をお祈りし、同時刻に鐘を鳴らしました。