この時期になると、祈祷奉仕等と並行して年末年始の授与品の準備が始まります。
今日は社務所で晦日祓の奉製を行いました。
並べられた晦日祓
「晦日祓(みそかばらい)」とは文字通り大晦日に自宅でお祓いを行うための神具です。形も大きさも単純化してありますが、神主が神社で用いる「大麻(おおぬさ)」というお祓いの道具を小さくしたものと思っていただいて結構です。
当神社ではお正月用の御神札一揃である「かまじめ」の中に一緒に入れられるもので、神棚の御神札を新しく入れ替えるのと併せてお祓いができるようになっています。
神主は神まつりに関わる歴史や作法を勉強するものですが、神主以外は祝詞を上げたりお祓いをしたりしてはいけないというわけではありません。むしろ地方によっては神棚の前で宅神祭を行うのは家長の大切な仕事、というところもあります。ご自宅に神棚のある方はお正月の節目にご家族のお祓いをしてみてはいかがでしょうか。
かまじめはおおよそ12月に入った頃から社務所にてお出ししていますが、ご希望の方がいらっしゃいましたら窓口へお尋ねください。
普段神事で用いる大麻