座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

そろそろ注連縄も奉製の時期

2018年11月26日 | 境内の様子

毎年、新嘗祭が終わると秋も名実ともに過ぎたのだと実感致します。紅葉も葉より枝が目立つようになり、まだ寒さはそれほどでもありませんが冬の訪れを感じさせる景色になってきました。

もっとも境内の景色に陰を添えているのは、そろそろお役目を終える注連縄の姿もあるのかもしれません。

屋根の下でも湿気などで少しづつ古びてしまうようです

どこの神社でもそうですが、当神社でも神域を示す印として多くの注連縄を張っています。

雨に晒されるような所は細縄を切り出したものを使っていますので毎月一日に張り直しているのですが、本殿や鳥居などの大きな注連縄は毎年12月に「注連縄奉納同志会」の皆様によって新しいものが手作りされております。

奉製したての時は美しく力強く見えますが、11月ともなると所々傷んだり色が変わったり…“味が出て良い”と言われることもありますが、やはり一年で取り換えるのが理にかなっているのだということでしょう。

来月は大掃除の月でもあります。こちらの注連縄と同様に、ご家庭の神棚でも旧年の内に御札を代えて掃除をし、注連縄があれば新しくしておくというのが作法ですので、神棚をお祀りされているようでしたらお掃除の際に気にかけていただければと思います。