座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

四季の語源

2019年03月27日 | 

少し風が強いものの、今日も日差しは暖かく春らしい一日になりました。

さて、春夏秋冬と分かれている四季ですが、実はこの短い言葉にもそれぞれ語源があります。簡単に調べたところをご紹介します。

 

『春』 春は段々と昼が長くなり、植物の成長期に当たる季節です。由来は「万物がハル(発る)」から来ているという説が有力ですが、他にも「草木の芽がハル(張る)」「田畑をハル(墾る)」「空がハル(晴る)」から転じたという説もあるそうです。

 

『夏』 夏はいうまでもなく一年で最も暑い季節です。「アツ(暑)」「ナル(生)」「ネツ(熱)」の音から来たと言われています。

 

『秋』 秋は穀物や果実が実り、落葉を経て冬へ向かう季節です。由来は「黄熟(アカリ)」、稲穂が成熟する時というものが有力ですが、「空がアキラカ(清明)」「収穫がアキ(飽き)満ちる」「葉がアカク(紅く)なる」といった説もあります。

 

『冬』 冬は最も寒く動物も植物も息をひそめる季節です。由来は「ヒユ(冷ゆ)」から来たとする説、また「寒さが威力をフルウ(振るう)」「寒さにフルウ(震う)」などの説もあります。

桜以外にも芽や蕾を含んでいる木々を多く見るようになりました

そうして見ると何もなかった枝に梅や桜が咲く様は、正に「発る」といった感じがしますね。 調べてみると面白いものです。