座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

神棚のお供え物について

2012年04月27日 | 氏子会・敬神婦人会・神輿保存会入谷睦

今日も昨日からの雨模様になっています。 お天気もなかなかすっきりとしたものとはなりませんね。

本日は、家のお祓いにお伺いした際にお施主様から尋ねられた神棚のお供えについてお話しさせていただきます。

 
各ご家庭でお祀りされている神棚はだいたいご覧の通り、榊やお米やお酒、お塩と水をお供えしているかと存じます。

1日と15日、毎日とお供えをされる日についてはそれぞれあるかと存じます。

今日お伺いしたお宅でもだいたいこのようにお祀りされておりましたが、さてこのお供えをしたお米やお酒どのようにした方が良いのか?というお尋ねでした。

 そのお宅では、お供えをしたら次のお供えの日までそのままにしていたそうです。

しかし、私共が家のお祓いや神棚のお祓いをさせていただくとこのようにお供えしたままというご家庭が多いように見受けられます。

お供え物がお供えしたままになっていると季節には黴びてしまったりして衛生的にもよくないですが、お供え物は神様のお食事、つまり神様がお召し上がりになったお恵みが付いているのです。それを黴びさせてしまったりしてしまって捨ててしまったりしたらそのお供え物にある神様からのお恵みが台無しになってしまいます。

そしてお供え物は、お供えしたその日に下げていただいてその日の夕飯などに使い家族みんなで食べていただいて、神様のお恵みを戴くのが最も良いのです。

お供えをする際には必ずお酒の入った瓶子の蓋、水の入った水器の蓋を取って下さい。蓋を取らないとせっかくお供えをしても神様は手をつけられない状態のままです。

又、上記のお供え以外にも季節の料理や旬の物、いただいたお菓子や地方のお土産などご家族の方が口にされる前に神棚にお供えをして、神様にお召し上がりいただいてからご家族で食される事をお奨めいたします。

神様をもっと身近に感じて神様からのお恵みを余すことなくお受けいただく事こそご家庭で神棚をお祀りする最大の利点かと思われます。


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