本日、相模原市南区新戸鎮座の兼務社、白山姫神社境内において『伐木祭(ばつぼくさい)』を執り行いました。

伐木祭とは字の通り、樹木を切るに当たって御神前にその奉告をするお祭りです。神話では『久久能智神(くくのちのかみ)』が樹木を司る神であるとされていますので、その御神前に祝詞を奏上します。
「全てのものに神が宿る」というのが神道(日本人)の自然観ですが、樹木はそれが最も近く感じられるものではないでしょうか?大木、古木といったものはその年齢を知らずとも存在を大きく感じられるものですし、御神木として祀られるものもあります。


榎と樫ですが大きな木です
白山姫神社では来月、年に一度の例祭を迎えるのですが、その前に弱って落枝などの危険のあるこの木を切る、というご決断でした。祝詞では「ゐやびの心をこめて」と言いますが、「ゐやぶ(礼ぶ)」とは礼儀を尽くす、という意味があります。感謝の気持ちを以て祭典の奉仕を致しました。