今月末に当社で兼務している神社の例祭があり、毎年御幣を奉製致します。
御幣(ごへい)とは古くは幣帛(みてぐら)の意味で海の物、山の物をお供えするのと同じように布幣として神前にお供えするものだったようです。
布幣がその後紙垂を串に刺したものを御幣と言われるようになったようです。
現在御幣は、御社の奥に置いて神様の御霊を鎮めるための御神体として、あるいは神前に据えて御鏡と同じような意味合いで、又参拝者用の祓いの道具としてと様々な形で用いられています。
当社で奉製された御幣は、社殿の前に据えて御鏡と同じ形で用いる物です。
今回奉製した御幣の紙垂の型は皆同じですが、神様の御神体として用いられる場合には神様によって紙垂の型が異なって奉製する場合もあります。
又、御幣が紙以外のもので奉製された物もあります。
神社へお参りの際にはそういうところにも注意してお参りされるとまた違った楽しみもあるかと思います。