初詣から過ぎし半年の月日に感謝し、来る半年の平穏を願うべく神社仏閣に詣でる『夏詣』。
今年も早いもので、もう半年を迎えようとしています。夏詣の御朱印を頒布するのと同じく、授与所前に風鈴を吊るしました。
授与所前では風が吹くたびにちりんちりんとかろやかな風鈴の音が鳴っていて、不思議と暑さも和らぎ、涼しく感じます。風鈴は、唐の時代の中国にて竹林の東西南北に風鐸という青銅で出来た鐘のようなものを吊るし、風の向きや音の鳴り方で物事の吉凶を占っていたのが始まりだそうです。
その後、仏教とともに日本に伝わったと言われ、災いから守ってくれるものとして貴族が魔除けとして軒先に吊るしたり、庶民の間では風鈴が来る前から鈴虫を飼って鳴き声を楽しむ習慣があり、風鈴を代わりに吊るすようになったりしたと言われています。
関東地方でも、梅雨入りが観測され、雨の多い季節から蒸し暑い夏本番を迎え、これからご苦労の多い季節になるかと存じます。雨の日以外は授与所前に風鈴を吊るしていますので、神社にお立ちよりの際に、是非ご覧になってください。