毎月1日・15日は月次祭(つきなみさい)の日です。
朝本殿にて月次祭の神事を行い、また境内の小さい御社“末社”へお供え物をして、しめ縄も新しく紙垂を取り換えます。
晴天にも恵まれそれぞれ滞りなく行えましたが、普段と違うのは宮司が小田原報徳二宮神社例祭に“助勤”で出向いている為、代わって神事を斎行したという所です。
『助勤(じょきん)』とは一種の業界用語だと思うのですが、要するに他の神社のお祭りを手伝いに行く事を指します。
祭典においては祝詞を奏上する“斎主”をはじめ、お祓いをする役、玉串を渡す役、司会進行の役など種々の役割があります。
一人で何役も兼ねるよりも多くの人で奉仕する方が祭典が盛大なものになりますので、実は日常的に各神社同士で助勤が行われているのです。 この鈴鹿明神社でも毎年8月1日の例祭には数社より助勤の方に来ていただいています。
もう花の季節から若葉の季節に変わりつつありますが、神社界は今、春祭の時期を迎えています。