兼務神社の春のお祭りが終わり、今は夏のお祭りの準備をする時期に入っています。
この鈴鹿明神社を含め夏は御神輿の出るお祭りが幾つかありますので、今日は御神輿の中でその時だけの御神体となる御幣の奉製を行いました。
御神輿の扉をくぐれるよう、小振りに奉製しています
『御幣(ごへい)』とは芯となる木に紙や金属を挟み、両側から紙垂を下げた形で表されます。
かつて着物の材料としての布を御神前にお供えしたのがはじまりと言われており、やがてそれが紙になり、装飾としての紙垂のような飾り切りを含めて御幣と呼ぶようになりました。
お供え物として御神前に奉られる事もありますが、現在は御神前に据え置きにして装飾としたり、或いは目に触れない奥にお置きして御神体として取り扱う事もあります。
人に見られるものではありませんが、お祭りとなればこの御幣を通して皆様が神様を拝むことになります。 毎年新しい紙を使って丁寧を心掛けて奉製しています。