彼岸入り
2020年09月19日 | 暦
暦の上では今日から彼岸入りです。お彼岸は春分の日・秋分の日を中日とした前後3日間のことを言います。今年の秋分の日は9月22日になりますので、今年のお彼岸は9月22日を中日とした前後3日間9月19日~9月25日になります。
この彼岸の由来は、もともと極楽浄土が西方にあり、昼と夜の長さが一緒になる春分・秋分は太陽が真東から登り真西に沈みます。
真西にある太陽を拝むことにより極楽浄土に思いをはせていたそうで、それが始まりなのではないかと言われております。
また、日本後記には延暦25年(806年)に早良親王のために、春分の日・秋分の日を中日とした前後3日間、お経を読ませた。とあります。
お彼岸にお墓参りに訪れるのは日本だけで、他国にはない習慣だそうです。
日本には古来より、太陽信仰や祖先崇拝が強い国でありました。この太陽が真東からのぼり、真西に沈むお彼岸を特別な日と感じていたのかもしれません。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言うように、季節の変わり目。暑さも和らぎ段々と涼しい気候へと変わっていきます。夏の疲れが出やすい時期とも言われてもおりますので、くれぐれもお身体ご自愛頂きながらも、ご先祖様に感謝をされて過ごされてみてはいかがでしょうか?