十月を神無月(かんなづき)としますが、神を祭る月であることから「神の月」とする説や、中世の俗説では、出雲には全国から神々が集まるので、出雲以外にはいなくなるので神無月といわれるようになった説があります。
逆に神様の集まる出雲では、十月は神在月(かみありつき)と呼ばれます。この一ヶ月の間、神様は国中の人々の縁結びの相談をするのだと言われています。
また、各地域の神様が出雲に出向いてしまっては鎮護するものがいなくなるということから、留守を守る神様もいるという説もあります。
出雲大社では、旧暦の十月十日から十七日の間、神在祭(神々をお迎えする祭典)が執り行われ、十七日の夜には神送りを行います。
出雲大社(いずもおおやしろ)