年の瀬が近づくと、社務所では『かまじめ』の頒布が始まります。
かまじめとは新年のための御札一組で、下の写真の御札に平成30年の暦を付けて一揃いとなります。 元々は“御正月にかまどにしめ縄を張って休ませる”事を指す言葉だったようですが、いつしかその時期に受ける御札一組をかまじめと呼ぶようになったと言います。
並んでいるのは左から順に「神宮大麻」「鈴鹿大麻」「荒神様」「年神様」「晦日祓」「紙垂」です。
①神宮大麻 …伊勢の神宮の御札で、国の守り神様として神棚にお祀りするべき御札です。
②鈴鹿大麻 …この鈴鹿明神社の御札で、地域の守り神様として主に氏子の方の神棚にお祀りする御札です。ちなみに“大麻(たいま)”とは神社の御札を表す昔からの呼び名です。
③荒神様 …火の神様の御札で、火難除けのために神棚或いは台所でお祭りする御札です。
④年神様 …「年」は「稔」、新年の実りを表す神様で、神棚にお祀りする御札です。
⑤晦日祓 …神主が用いるお祓いの道具、“祓串”を小さくしたもので、ご家族の皆様をお祓いする時に使っていただく神具です。
⑥紙垂 …神棚のしめ縄に付けていただくための4枚1組の新しい紙垂です。
看板等出しているわけではないのですが、かまじめはもう社務所窓口にてお頒けしています。 ご希望の方はお気軽にお尋ねください。