座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

九星気学

2019年03月17日 | 

相変わらず、朝晩は冷え込み厳しくありますが日中は暖かくお散歩日和の一日となりました。

神社の暦や書店にならんでいる暦には、その一年・月ごとに九星による運勢が書かれています。生まれ年から九星を判断をして運勢や方位・相性・家相をみたりする事ができます。

九星の種類として

①『一白水星』いっぱくすいせい

②『二黒土星』じこくどせい

③『三碧木星』さんぺきもくせい

④『四緑木星』しりょくもくせい

⑤『五黄土星』ごおうどせい

⑥『六白金星』ろっぱくきんせい

⑦『七赤金星』しちせききんせい

⑧『八白土星』はっぱくどせい

⑨『九紫火星』きゅうしかせい

がございます。

まずは自分がどの星に当てはまるかを暦に記載されている一覧表を見て判断します。※当社の暦は1ページ目に記載をしております。

因みに今年は、二黒土星の方が暗剣殺・八白土星の方が八方塞という厄年の一種の年廻りにあたっております。

暗剣殺(二黒土星)の方は…思わぬ所より急に災厄を蒙る・そとより災いを受けやすい年廻り

昭和元年・昭和10年・昭和19年・昭和28年・昭和37年・昭和46年・昭和55年・平成元年・平成10年・平成19年

八方塞(八白土星)の方は…周囲が塞がれた状態で、大事なことを行うには慎むほうが良い年廻り

昭和4年・昭和13年・昭和22年・昭和31年・昭和40年・昭和49年・昭和58年・平成4年・平成13年・平成22年

の生まれ年の方が、暗剣殺・八方塞の年廻りにあたりますが、いずれも当社で曜日関係なく毎日9時~16時30分の間お祓いを承っております。


腹帯の奉製

2019年03月16日 | 御祈祷・授与品

今日は雨が降るとの予想でしたが、座間は朝方ポツポツしただけで午前中は陽も差して青空が出ていました。

今日は大安の土曜日という事もあり外のお祭りも神社での御祈願も多く入っています。

時間の合間に腹帯の奉製を行っています。

社頭でも授与しています。

御祈祷の御初穂料により御札と共に授与する場合もあります。

今月の安産戌の日は、2日、14日と26日(火) 来月は7日(日)19日(金)となっています。

安産は身籠ってから大体五か月位で安定期に入ってから行うのが一般的です。

御祈願に来られる際は購入された腹帯を持参して頂くと一緒にお祓い致します。

3月末頃には境内の桜も開花しそうです。桜を見ながらの御祈祷も春らしくて良いかと思います。

御来社心よりお待ち申し上げております。


弥生十五日月次祭斎行

2019年03月15日 | 神社祭事

本日朝7時より、本殿にて恒例の月次祭が斎行されました。

月次祭はお願い事の為ではなく日頃の感謝を捧げるお祭りとして、年一回の例大祭と並んで最も純粋なお祭りと言えるかもしれません。

一般の方のご参列は自由です

確実に季節は進んで昼は気持ちが解ける様な晴天ですがまだ朝晩は寒く、神職が神社を開ける頃は冷気で息が白くなるほどでした。暑さ寒さも彼岸までとよく言われますのであと少しの辛抱でしょうか、皆様も引き続き体調管理にはお気をつけください。


月次祭の準備

2019年03月14日 | 境内の様子

朝から良く晴れてはいますが空気が冷たく昨日の様な暖かさは影を潜めてこのところでは寒い一日となりました。

明日は15日、月次祭となるので境内の紙垂を新しくしています。

午前中から午後にかけて御祈願の合間を縫って付け替えています。

今日は戌の日という事もあり、安産の御祈願がお昼過ぎから夕方頃まで続いたので閉門過ぎまでかかってしまいました。

良く晴れていると明朝は放射冷却で今朝以上に気温が下がって寒い朝になるかもしれません。


境内稲荷社の鳥居塗り直し

2019年03月13日 | 境内の様子

境内には末社と呼ばれる本殿以外の小さい神社が複数御鎮座していますが、その内の一座に池の隣の稲荷社があります。

入口に朱色の鳥居が建っているのですが、長年の雨風でところどころ色が剥がれてしまっています。そのため先日宮司と職員とで塗り直しを行いました。

朱色は鳥居の他にも神社の様々な場所で使われていますが、魔除けの意味があると言われています。

一日がかりの作業でしたが生まれ変わったように鮮やかな朱色になりました。綺麗な境内を保てるよう心掛けていきたいと思います。


馬酔木の花

2019年03月12日 | 境内の様子

朝からずっと境内は風もなく、正に春麗らといった風情です。

今は丁度梅が咲き終わり桜を待っているような時期ですが、参道の脇に馬酔木が咲いているのを見つけました。

馬酔木(あせび、あしび)はツツジ科の花で、毒を含んでいるので牛馬が食べると酒に酔ったようにふらふらするのが名前の由来とされています。しかし実際には毒が分かるのか、草食動物がこれを食べる事はほとんど無いとも。逆に毒を利用して殺虫剤として使われていたという記録もあります。

小振りな花ですがその可憐さが昔から好まれていたようで、万葉集にも馬酔木を詠んだものが幾つかあります。

 

 『磯の上に 生ふる馬酔木を 手折らめど 見すべき君が 在りと言はなくに(大伯皇女)』

   “岩の上の馬酔木を手折ってあなたに見せたいのに、あなたが居るとは誰も言ってくれない(もういないのですね)”

 『我が背子に 我が恋ふらくは 奥山の 馬酔木の花の 今盛りなり(詠み人知らず)』

   “あなたの事を想う私の心は、奥山に咲いている馬酔木のように真っ盛りです”

 

他にもありますが、昔は馬酔木と言えば美しい花、人に見せたくなるような春の花であった事が伺えます。

今は花屋へ行けば世界中の花を目にする事ができますが、こうした身近な季節の花を味わう心も大切にしたいものです。


東日本大震災から8年

2019年03月11日 | その他

今日で東日本大震災から8年が経ち、各地では追悼の行事が開かれています。

当社が鎮座しております座間市は福島県須賀川市と友好都市を結んでおり、少しでも被災者の励みになればと、須賀川市の御祭りに小田急電鉄より奉納頂いた御神輿を出したりして応援を続けています。

復興支援を絶やさない事、自分自身や家族親族が被災した時の事を考えるなど、私達に出来る事を続けていかなくてはなりません。

地震の発生時刻14:46には境内の鐘を鳴らし黙祷を捧げました。

一刻も早い被災地の復興と、犠牲になられた方々の御霊の御安寧とを御祈念申し上げます。

 


大安吉日

2019年03月09日 | その他

本日は大安の日曜日。又、旧暦の初午でもあり今日に初午祭を斎行する神社もあるようです。

夕刻から雨が降り出す予想ですが、日中は曇り空で風もなく気温も高いので過ごしやすい日和となっています。

社殿でのお祭りは初宮詣が比較的多くあり、外のお祭りでは地鎮祭の他選挙が近いようで事務所開きのお祓いなどもありました。

お宮参りなどは御社殿前で記念写真を撮る方が殆どなので記念のパネルも用意しています。

 

こちらは参拝記念のパネルですが七五三の時期には七五三のパネルも用意しています。

御社殿左側に設置してあります。

時間があれば神職などがカメラのシャッターを押させて頂きますのでお申し出ください。


御幣の奉製

2019年03月09日 | 神社知識・作法・歴史

当神社では4月に兼務神社の春祭りの季節に入ります。

まだ日にちはあるのですが、今月になってから徐々に御札や御幣の準備を始めています。

御幣(ごへい)というのは御神前に捧げるお供え物の一つで、反物(着物の材料となる布帛)を木串に挟んで立てたのが元々の形だと言われます。

それがやがて紙をお供えするようになり、地方によっては様々な色や飾り切りをした紙を用いるようにもなりましたが、現在では写真にあるような形が標準的な御幣として定着しています。

毎年新しくして例祭にお供えするものです。今年も恙なくお祭りがご奉仕できるよう、心を込めて奉製しています。


久しぶりの晴天

2019年03月08日 | 境内の様子

今日は朝から良く晴れています。

先日、二十四節季の啓蟄(けいちつ)を迎え、春本番へ歩みを足早に進めるはずがこのところ菜種梅雨と言わんばかりに雨が続いていました。

又、今朝は3月とは思えないほどの冷え込みとなり昨日降った雨水が溜まったところには氷が張っていました。

歩道橋の上など風通しの良い場所は特に凍っていました。

それでも雲一つない空はとても青く気持ちが良いです。

境内の白梅は散ってしまいましたが、山茱萸(さんしゅゆ)は黄色く綺麗に咲いています。

県内でも標高の高いところは雪が降ったようで、境内から見える丹沢山系は雪化粧をしていました。

明日以降気温の高い日が続くようで、九州から徐々に桜の便りが聞こえてきそうです。


「六三」について

2019年03月07日 | 神社知識・作法・歴史

皆様は「六三(ろくさん)」というのをご存知でしょうか。

今ではほとんど聞かなくなった言葉ですが、言うなれば身体の部分的な厄年という事になるでしょうか。調べ方は自分の年齢(数え年)を9で割り、余った数がその年の六三の部分となります。

九は頭、五七は肩、四は腹(胸)、六二は脇、八は股、一三は足、を表します。その部分が悪くて医者が見ても良くならない場合は六三除けのお祓いを受けるように、という言い伝えが「六三」です。

上の写真は昔の神職が社務所の壁に貼っていたものです。恥ずかしながら私は神職になってから知りましたが、昔はもっと広く行われていたものなのかもしれません。


啓蟄

2019年03月06日 | 

今日は暦の上で『啓蟄(けいちつ)』、虫などが冬ごもりを終えて地上に出てくると言われる日です。

その名の通り雨も止んで春らしい日になる...かと思いきや、雲が広がって意外と肌寒い一日となりました。あまり暦通りにはいかないものです。

新しい土竜の跡らしきものがちらほらと現れています

青空は昼前に少し見られたきりです

日本での月名の異称は数多くあり、この3月は代表的な「弥生(やよい)」をはじめ「嘉月」「桜月」「夢見月」「春惜月」と風流な名前がある一方、「病月」「花老」といった後ろ向きな呼び方も幾つかあります。昔から天気の移り変わりが激しい故かもしれません。

また明日も雨が降るような予報が出ています。大雨ではなさそうですが、皆様もこの時期は体調管理にお気をつけください。


相模中央氏子総代会役員会開催

2019年03月04日 | その他

連日の雨模様となり、今日も肌寒さを感じる一日となりました。

本日15時より、当社参集殿にて相模中央氏子総代会役員会が開催されました。

相模中央氏子総代会は、当社の鎮座する座間市をはじめとする、海老名市、厚木市、大和市、綾瀬市、愛甲郡の神社から構成されている組織で、研修会等の活動を行っています。

当支部の神社数は111社、神職数は約50人程となっています。この111社の神社を宮司約20人がそれぞれの本務社、兼務社の護持運営にをしています。

 

役員会の様子

皆様、本日はお寒い中長らくの役員会大変お疲れまでした。


座間市栗原鎮座白髪弁財天例祭

2019年03月03日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

今日3月3日は雛祭り。

女の子がいるご家庭では雛人形を飾り、桃の花を添えて成長を祈念される事と思います。

3月3日の桃の花や5月5日の菖蒲などは昔から厄落としの道具として使用されたといわれています。

神話でも桃の実は災いを祓う物として書かれており、又桃の花で厄を落とした後に花を川に流したとされています。

本日ご奉仕させていただく白髪弁財天の御祭神、弁財天は市杵島姫命とも言われ、神仏習合の名残でそれぞれの謂われなど少しずつ違いがあるようです。

いずれも女神と言われ、3月3日のこの日に祭典が行われるというのも女の子の節句といわれる所以なのかもしれません。

午前10時30分より斎行された例祭は、なんと50年ぶり位の雨の日の例祭となりました。

地域の方が早朝よりテントなどを準備してくれていました。

神饌の毎年御準備いただきます。

宮司祝詞奏上

参列される方は毎年25名程

神酒拝戴

白髪弁財天は、座間から藤沢にかけて流れる目久尻川の源流のひとつにお祀りされています。

今はもうその湧水は涸れてしまいましたが、弁財天はその名残となっています。

ご参列の方々は子供の頃この湧水から流れる目久尻川で遊んだ記憶のある最後の方たちなのかもしれませんね。


今月の「まことの道」

2019年03月02日 | 神社知識・作法・歴史

雨の気配も去り、今日は春らしい穏やかな晴天になりました。

月毎に社頭に出している「まことの道」ですが、まさに今日の風景を表したような一首です。

「むつみあう」は互いに親しく、仲良くする事。「長閑けさ」は世の中が静かで落ち着いているという事と良い天気であるという事の二重の意味があります。

日の入の時間も大分早くなってきました。“春はあけぼの”と言いますが、まだ朝晩は春と言えるほど暖かくはありません。三寒四温の言葉もありますので過ごしやすくなるのはもう少しかかるでしょうか。皆様もお身体をご自愛頂いてお過ごし下さい。