写楽爺の独り言

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円照寺の板碑

2013年01月28日 | 写真
当Blogで睡蓮の時期など何回も紹介している埼玉県入間市元加治にある『円照寺』、ここには国指定重要文化財に指定されている「板碑」があります、「板碑(いたび)」
とは卒塔婆の様なものだと言えるのではと思います。
円照寺は1205年地元の豪族加治家茂が父家季の菩提を弔うために開創し
加治氏の菩提寺となっていて多くの供養板碑があります。

中でも加治家貞の銘と元弘三年(1333年)5月22日の紀年銘がある供養板碑は
第14代執権だった北条高時が新田義貞の攻撃により東勝寺において自刃して
鎌倉幕府が滅亡した日で幕府方についた家貞もこの日に鎌倉で死亡したものと
思われその供養のため建てられた供養板碑で貴重なものだと言えます。

普段重要文化財に指定されている板碑は収納庫に収められていて見る事が
出来ませんが1月20日から26日まで特別公開されたので見学に行って来ました。

 (1) いつもの円照寺境内


 (2) 境内の奥隅に板碑の収納庫があります 


 (3) 収納庫前では見学の順番待ちの方の姿が見られました


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 (5) 収納庫は二重の扉が閉められていて窓も無く、手前には鉄の門扉もあって普段覗く事も出来ません


 (6) 収納庫の中に6基並んでいます、見学者が途切れるのを待って撮りました 


 (7) 中でも一番大きな板碑に「元弘三年」の文字が見えます(下に拡大)


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板碑の収納庫内部は狭くいつまでも独り占め出来ません。
10枚位撮って短時間で外にでて残りの時間境内にある「不動堂」を撮りました。
「不動堂」はこれまでも紹介したことがありましたが細かい部分は撮っていなかったので良い機会だと思いました。

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