・ 空爆と警報の街から 戦争を止める英知いまこそ
・ 探る’23 危機下の民主主義 再生へ市民の力集めたい
・ 分断を越える一歩を踏み出そう
・ 「国民を守る日本」へ進もう 論説委員長・榊原智
・ 年のはじめに考える 我らに「視点」を与えよ
※ 毎年のことながら、元日の社説は読み応えがあります。
共通の認識として、ウクライナ問題があります。
あの理不尽を克服し、ウクライナに平和が戻ることを願っています。
読売です。
独裁政治の危険さも、胸に刻むべき教訓である。妄想に駆られた独裁者が暴走したらどれほど重大な悲劇を世界にもたらすか、誰の目にも明らかになった。
権力者におもねる側近たちに囲まれて、止めることも途中でやめることもできない。その犠牲になるのは、侵略される相手国だけではない。自国の国民も苦しめ、やがて国家の衰亡にも至る。
自由な民主的社会なら、為政者が判断を誤っても、周辺が理不尽な行動を止めるだろう。あえて強行して失敗すれば、反対派または選挙による国民の投票によって、追放される。
自由な民主的社会こそが平和を守る。自由と平和の尊さを改めてかみしめたい。
その民主主義勢力が世界的に少数派になりつつある。英誌エコノミストの調査研究機関によると、「完全な」と「不備のある」を合わせた74の民主主義国家の人口は、調査した167か国・地域の45・7%。半数にも達しない。
独裁は怖い!
ただ、民主主義にも欠点があります。
国民の一人一人が正しく情報を得て、さらに自分で吟味することが大切です。
日本の防衛費拡大に懸念する声があります。
独裁者が二度と暴走しないようにすることが、新しい秩序作りの出発点だ。そのための第一の方策は、勝てるという錯覚を、相手に抱かせないことだ。
その通りでしょう。