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大学での講義の内容は・・・

2010-11-30 06:47:28 | 教育関連情報
この冬より、愛知教育大学で、非常勤講師として集中講義を担当します。

この冬休み中には、『社会科研究BⅠ』を担当します。
対象は社会科以外の学生で、シラバスは大学HPで公開されています。

先ほど、現行の教員養成のカリキュラムに対して批判的なことを書きましたが、それに対する自分なりの回答であり、提案だと思っています。

シラバスの一部紹介します。

《 授業目標 》

よい授業とは、全員が集中して、よく考え、よくわかる授業である。本講義では、社会科の学習内容を素材として、教育実習や将来の教壇で使える、よい授業づくりのための指導技術を具体的に紹介していく。さらに、教材開発や情報収集の方法等、社会科教師としての心と技を伝授する。 

《 授業計画・方法 》

講義形式ではなく、学び合いを軸とした授業形式で行う。なかでも、毎日行う社会科模擬授業では、指示・発問等の技術解説、教材づくりの秘訣等も紹介していく。他教科でも応用可能であるので、習得し、活用してほしい。

《 授業内容・方法 》

12月25日
第 1 回 : 教育の目的と社会科教育の目標
  戦後教育の流れと社会科  : 「小学校学習指導要領解説 社会科編」を持参する 

第 2 回 : 模擬授業Ⅰ「楽しくなきゃ授業じゃない!-子どもを動かす授業の技術-」
  指示・発問の基礎・基本 

第 3 回 : 小学校社会科で何を学ぶのか
  3・4年生の社会科指導 ここがポイント 

第 4 回 : 模擬授業Ⅱ「日本の地理より-集中化の技術を学ぼう-」
  都道府県について考えよう 

12月27日
第 5 回 : 学習指導案の書き方
  社会科指導案を検討しよう 

第 6 回 : 模擬授業Ⅲ「東日本と西日本-資料収集の技術を学ぼう-」
  +5年生の社会科指導 ここがポイント 

第 7 回 : 教材・教具の開発-県名カードの作成-
  具体的な教材の作成と利用  : はさみを持参する 

第 8 回 : 模擬授業Ⅳ「世界の中の日本-考えさせる技術を学ぼう-」
  世界の文化について考える 

12月28日
第 9 回 : 社会科授業と評価
  +6年生の社会科指導 ここがポイント   : 県名カードを学習してくる 

第10回 : 模擬授業Ⅴ「歴史とは?-教材開発の技術を学ぼう-」
歴史をテーマにした模擬授業 

第11回 : 仮想指導案をつくろう 
  5年生 「愛知県の農業」「愛知県の工業」  : 指導案作成のための資料を準備する 

第12回 : 「授業で役立つ技術と考え方」
  +若い教師は何に困り、どう対処すればよいのか 

1月4日
第13回 : 仮想指導案発表会
  指導過程の発表と導入の実演  : 指導案を作成してくる 

第14回 : 模擬授業Ⅵ「日本の文化とは?-知的好奇心を高める技術を学ぼう-」
  日本について考える 

第15回 : 私の教師修行-残りの大学生活で何を学ぶべきか-
  今後の社会科教育の展望と本講義のまとめ 


実際には、集まった学生によって内容を修正しますが、模擬授業を中心としていく方針は変わりません。
「演習」ではないので、あくまでも自分が発信するメッセージを学び取ってもらうことを考えています。
今から楽しみです。

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