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4月1日の社説は・・・

2017-04-01 05:35:16 | 社説を読む
朴前大統領逮捕が並ぶでしょう。

朝日新聞
・ 文科省天下り 信頼回復への多難な道
・ 朴槿恵氏逮捕 韓国の悪弊断つ契機に

読売新聞
・ 朴前大統領逮捕 縁故主義の宿痾が消えぬ韓国(2017年04月01日)
・ 那須・雪崩事故 指導者の過信が惨事を招いた(2017年04月01日)

毎日新聞
・ 金正男氏の遺体移送 人質でもぎとった北朝鮮
・ 文科省の天下りあっせん 不正の構造解明まだ遠い

日本経済新聞
・ 東芝のメモリー事業はだれに売るべきか (2017/4/1付)
・ 韓国社会の危うさ映す逮捕劇 (2017/4/1付)

産経新聞
・ 朴前大統領逮捕 世論が全てを決めるのか
・ 原発と仮処分 実力停止の手段にするな

中日新聞
・ 伊方仮処分却下 何をそんなに急ぐのか
・ 朴前大統領逮捕 強大な権力の見直しを

※ 毎日以外は朴前大統領逮捕を取り上げました。

中日です。
「一連の事件の背景には「帝王」とも呼ばれる韓国大統領の、強大な権力がある。

 北朝鮮と対峙(たいじ)して統帥権を持ち、有事の際は国民に総動員体制を命じる。検察総長や金融監督院長などの要職をはじめ、政府、軍、公社の幹部など直接の任命権は三千~四千になる。特に公安部門への権限が強い。国会に出席して議員の質疑に答える義務はない。日本の首相とは異なり、一日のスケジュールはほとんど公開されず、密室政治を生む余地が生じる。

 朴容疑者の事案では、崔被告が大統領の権威を笠(かさ)に着て財閥企業から資金を引き出し、側近の秘書官らは大統領の気持ちを忖度(そんたく)して企業に圧力をかけた。朴容疑者は親族を遠ざけたが、古くからの縁故者が大統領の強い権限を悪用する構造が残っていたと言えよう。」 

構造的な問題を取り上げています。
同感です。


産経です。
「 一方で、熱狂的な「世論」が独り歩きし、行政や司法を上回る権力として国を意のままに動かしている印象が否めない。

 この隣国が一刻も早く混乱を抜け出し、正常さを取り戻すことを望みたい。

 一連の事件が表面化した昨秋以降、ソウルでは毎週末、大統領退陣を求める大規模集会が開かれた。弾劾や捜査に世論が大きく影響したことは間違いない。」

「各種調査で、逮捕を望む世論は7割に上ったという。その圧力を受けた身柄拘束ではなかったか。法治ではなく、国民感情に揺れた「情治」の判断ではなかったか。およそ冷静な法解釈による逮捕には映らないのだ。

 「世論」の次の標的は、5月9日に行われる大統領選に移ろう。大きな懸念は、国民感情をうかがい、政治家たちが大衆迎合主義的な議論に陥ることである。」

世論に迎合した検察や司法を問題にしています。
同感です。


日経です。
「それにもかかわらず、罷免に続く逮捕へと事態が急展開したのはなぜか。国民の多くが前大統領の逮捕を求めるなか、国民感情への配慮が検察の対応や司法の判断に影響した面は否定できない。

 国内では依然、朴前大統領を支持する保守層も少なくない。今回の逮捕により、社会の亀裂がさらに深まる恐れがある。大統領選は革新系の野党候補が勢いを増しそうだが、朴政権の政策まで全面否定するようだと、社会融和の道はより険しくなる。危うい韓国社会の行方を憂慮せざるを得ない。

 一方、大統領経験者の逮捕は盧泰愚、全斗煥両氏に続き3人目となった。他の経験者も汚職などの醜聞を抱えていた。大統領への過度の権限集中を含め、現行の政治制度がふさわしいかどうかを検証する必要もあるのではないか。」

中日と産経の両論を取り上げています。

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