今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 増税と物価―「騒動」から卒業しよう
・ 銀輪都市東京―「クルマ脳」を改める
読売新聞
・ 生殖医療法案 代理出産を巡る議論深めたい
・ パイロット不足 格安でも安全運航が大前提だ
毎日新聞
・ 改正投票法通過 18歳選挙権こそ早急に
・ リニア新幹線 このまま突っ走るのか
日本経済新聞
・ 休眠預金を民による課題解決の糸口に
・ クロマグロ保護策の徹底を
産経新聞
・ 参院合区案 「独自性」の視点忘れるな
・ 公教育と塾 頼りになる教師育てよう
中日新聞
・ 歳費減額終わる 「身を切る」は空約束か
・ 年金財政の将来 不安に応える検証を
※ 産経を取り上げます。
「公立の学校が学習塾や予備校に指導法を学ぶなど連携が広がっている。佐賀県武雄市は、市立小学校で塾のノウハウを活用した授業を導入する試みを始めた。
教師が刺激を受け、指導力の向上を図れるか、成果を期待したい。」
塾とは一般論ではなく、特定の塾です。
「武雄市は、さいたま市の学習塾「花まる学習会」と提携し、指導法や教材のノウハウの提供を受ける。受験や進学対策と一線を画し、思考力や野外体験などを重視した同塾の指導法を市長が評価したという。
毎朝10~15分の詩の暗唱や計算など、特徴あるカリキュラムを検討している。モデル校で実践し、来春には希望する市立小を塾のノウハウを活用した「官民一体型」の小学校に衣替え、全国からも児童を募集する構想だ。」
注目は、「受験や進学対策と一線を画し思考力や野外体験などを重視」
「毎朝10~15分の詩の暗唱や計算」
思考力、体験を重視は、これまでも言われてきたこと。
モジュール学習も全国で行われています。
目新しいことではないようです。
「同市は小中学校の全国学力テストで学校別の成績を公表するなど、独自の教育改革に取り組んでいる。地域の教育方針を明確に打ち出し、魅力ある学校をつくる取り組みとして評価したい。」
産経は「全国学力テストで学校別の成績を公表」を推しているのでこういう書き方になります。
それが、魅力ある学校をつくる取り組みかどうかは疑問です。
「ただ鍵を握るのは、教師がいかに意識を変え、指導を改善することができるかだ。教えるのは好きでも教わることは嫌いな教師は多い。ベテラン教師ほど独善的な授業になりがちだ。」
これは、残念ながらその通り。
教師が発想を変えられるかがポイントです。
次の指摘は、本当に恥ずかしいことです。
「大手予備校が公立の教師を対象に行う模擬授業では「生徒に目をやる時間が長いほど私語がなくなる」「『教科書を開いて』など単純な指示を徹底する」といった基本動作も伝授する。生徒の目もみないなど基本ができていない教師が少なくないのだという。」
多くはないですが、いることは事実です。
「塾に学ぶ点があるとはいえ、何でも塾が頼りにされる現状は、教師にとって恥ずかしくないか。
本来は教師同士が切磋琢磨(せつさたくま)して指導力を上げるべきところ、教えられ評価されることを嫌う教員社会でこれが果たされてこなかった経緯がある。
学力以外にも、子供たちと心をぶつけ導く責任を踏まえ、公教育を担う教師の資質向上に自ら真剣に取り組んでもらいたい。」
しっかりと受け止めましょう。
朝日新聞
・ 増税と物価―「騒動」から卒業しよう
・ 銀輪都市東京―「クルマ脳」を改める
読売新聞
・ 生殖医療法案 代理出産を巡る議論深めたい
・ パイロット不足 格安でも安全運航が大前提だ
毎日新聞
・ 改正投票法通過 18歳選挙権こそ早急に
・ リニア新幹線 このまま突っ走るのか
日本経済新聞
・ 休眠預金を民による課題解決の糸口に
・ クロマグロ保護策の徹底を
産経新聞
・ 参院合区案 「独自性」の視点忘れるな
・ 公教育と塾 頼りになる教師育てよう
中日新聞
・ 歳費減額終わる 「身を切る」は空約束か
・ 年金財政の将来 不安に応える検証を
※ 産経を取り上げます。
「公立の学校が学習塾や予備校に指導法を学ぶなど連携が広がっている。佐賀県武雄市は、市立小学校で塾のノウハウを活用した授業を導入する試みを始めた。
教師が刺激を受け、指導力の向上を図れるか、成果を期待したい。」
塾とは一般論ではなく、特定の塾です。
「武雄市は、さいたま市の学習塾「花まる学習会」と提携し、指導法や教材のノウハウの提供を受ける。受験や進学対策と一線を画し、思考力や野外体験などを重視した同塾の指導法を市長が評価したという。
毎朝10~15分の詩の暗唱や計算など、特徴あるカリキュラムを検討している。モデル校で実践し、来春には希望する市立小を塾のノウハウを活用した「官民一体型」の小学校に衣替え、全国からも児童を募集する構想だ。」
注目は、「受験や進学対策と一線を画し思考力や野外体験などを重視」
「毎朝10~15分の詩の暗唱や計算」
思考力、体験を重視は、これまでも言われてきたこと。
モジュール学習も全国で行われています。
目新しいことではないようです。
「同市は小中学校の全国学力テストで学校別の成績を公表するなど、独自の教育改革に取り組んでいる。地域の教育方針を明確に打ち出し、魅力ある学校をつくる取り組みとして評価したい。」
産経は「全国学力テストで学校別の成績を公表」を推しているのでこういう書き方になります。
それが、魅力ある学校をつくる取り組みかどうかは疑問です。
「ただ鍵を握るのは、教師がいかに意識を変え、指導を改善することができるかだ。教えるのは好きでも教わることは嫌いな教師は多い。ベテラン教師ほど独善的な授業になりがちだ。」
これは、残念ながらその通り。
教師が発想を変えられるかがポイントです。
次の指摘は、本当に恥ずかしいことです。
「大手予備校が公立の教師を対象に行う模擬授業では「生徒に目をやる時間が長いほど私語がなくなる」「『教科書を開いて』など単純な指示を徹底する」といった基本動作も伝授する。生徒の目もみないなど基本ができていない教師が少なくないのだという。」
多くはないですが、いることは事実です。
「塾に学ぶ点があるとはいえ、何でも塾が頼りにされる現状は、教師にとって恥ずかしくないか。
本来は教師同士が切磋琢磨(せつさたくま)して指導力を上げるべきところ、教えられ評価されることを嫌う教員社会でこれが果たされてこなかった経緯がある。
学力以外にも、子供たちと心をぶつけ導く責任を踏まえ、公教育を担う教師の資質向上に自ら真剣に取り組んでもらいたい。」
しっかりと受け止めましょう。