漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

熟語の読み・一字訓読(その300) 鞴 韋 韜 齏 韶 

2016年08月27日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・再々中断していた「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開します。
・223回からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・追って、初期の内容についても、内容を拡充していきたいとは考えています。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。必要に応じて、なるべく、同記事内容も再録いたします。
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●熟語の読み・一字訓読(その300)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<鞴:フク、ホ、ヒ、ビ、ブ、うつぼ、ふいご>*漢検2「ふいご」訓なし(意味②にあり)
・ふいご:踏鞴(たたら・トウビ)=おおきなふいご
・うつぼ:鞴靫(ホサイ)=矢入れ、うつぼ。=箭󠄀室
・その他:鞴馬(ヒバ)=馬に鞍や轡をつける(大漢和) *「鞴(ヒ)」:馬に鞍する意。
(参考:「鞴」の音分け・・・辞典によって微妙に異なるが、大体、以下のとおりと考察)
・ホ(漢音)・ブ(呉音):かわぶくろ、うつぼ
・ヒ(漢音)・ビ(呉音):馬に馬具をつける・馬車を装備する(漢字源)車の軾上のおおい(大漢和)
・フク(漢音)・(ブク(呉音)):車に張りつけたかわの飾り(漢字源)
(・ハイ(漢音)・バイ(呉音):ふいご、ふいごう(漢字源) ←漢字源のみ。漢字源の読みだと、踏鞴(たたら・トウビ)は踏鞴(たただ・トウハイ・トウバイ)となるか・・・不明。いずれにしても、現行音にはハイ・バイ音ナシ)
 *字通に「皮鞴」(読み不明だが、ヒホかヒブだろう)」、「勁鞴」(読み・意味不明)」あり。
 *「馬に鞴(くら)して暮鶏を聴く」(杜甫)、「鞴馬(ヒバ)にて厳霜に宿す」(大字源)

<韋:イ、なめしがわ、やわ(らかい)> *漢検2「やわ(らかい)」訓ナシ(意味はあり)
・なめしがわ:韋革、韋編(三絶)、韋弦(之佩)、韋帯、韋脂・脂韋=なめしがわとあぶら、柔軟なもの、転じて卑劣な態度や人のたとえ。韋柔=なめしがわののようにやわらかい、世俗に迎合する、韋篋、韋索=なめしがわでつくった縄、乗韋(ジョウイ)=に贈り物をするとき、まず前もって贈るちょっとした物(中国・故事「春秋左氏伝・僖公三十三年」による)。牛皮四枚とか柔皮のことの由。
・やわ(らかい):韋脂、脂韋、韋柔

<韞:ウン、つつ(む)、おさ(める)、かく(す)>
・つつ(む)、おさ(める)、かく(す):韞玉=玉をつつみ蔵す、韞価=価をつつみかくす(才智をかくす)
*韞藉(ウンシャ)=蘊藉=重厚で圭角のないこと、局量ひろく浅深の知れぬこと、含蓄あること
*韞蠢(ウンシュン)=愚かなさま

<韜:トウ、ゆみぶくろ、つつ(む)、かく(す)、ゆごて>
・ゆみぶくろ:弓韜・韜弓(トウキュウ)=ゆみぶくろ、弓を袋におさめる、弓衣
・つつ(む)、かく(す):韜光(晦跡)、韜晦、韜隠=つつみかくす、韜韞(トウウン)=つつみかくす、韜涵(トウカン)=つつみひたす、韜蔵、韜日、韜世=蓋世=度量大のこと、一世を包蔵する。韜潜=つつみかくす、かくれひそむ、韜沈=かくれしずむ、韜籥(トウヤク)=笛をつつむ
・ゆごて:(熟語見当たらず)
・その他:韜略=六韜三略=兵書、軍略。

<齏:セイ、サイ、なます、あえもの、あ(える)、くだ(く)> *セイ(漢音)サイ(呉音)
・なます、あえもの、あ(える):齏塩(セイエン)=野菜料理、転じて、粗末な食物をいう。塩齏、淡齏、断齏、冷齏
・くだ(く):齏粉(セイフン)=①こなみじんになる ②粉骨砕身

<韶:ショウ、あき(らか)、うつく(しい)>
*漢検2:意味①うつくしい、うららか:「韶景」、「韶光」 意味②中国、伝説上の天子舜が作ったといわれる楽曲。「韶舞
・あき(らか):韶暉=明光、韶代=あきらかにおさまる御代=昭代
・うつく(しい):韶景=春景、韶光=春光=韶華、韶気=春色、韶艶=美しい、韶顔=若く美しい顔、韶綺=若く美しい、韶媚=うるわしい、韶麗=美しい、韶朗=美しい、韶和=美しくてやわらぐ、韶髪=美しい髪の色
・その他:韶舞=舜の舞楽、韶武=舜の楽と周・武王の楽 *論語「韶を謂う、美を尽くせり、又、善を尽くせり。武を謂う、美を尽くせり、未だ、善を尽くさずと。」

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手賀沼 手賀川 ~ ヨシゴイの飛行 その3 ~

2016年08月26日 | 手賀沼散歩(手賀沼日記)
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●ヨシゴイの飛んでいる姿~その3ー①~それぞれ、拡大した画像をつけています・・・


●その3ー②・・・


●その3ー③・・・


●その3ー④・・・


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ヨシゴイ飛行その3

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手賀沼  キジ(雉)~若鳥(雌雄)、成鳥(雌)~

2016年08月26日 | 手賀沼散歩(手賀沼日記)
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●手賀沼遊歩道沿い・・・3羽のうち、1羽は若鳥のオスだ、これは分かりやすい・・・


●左、メス・・・成鳥かな?

●遊歩道沿い、別の場所・・・これは若鳥の雌雄と親(成鳥)のメスか・・・


●最近、キジが頻繁にみられる・・・こちらは手賀川沿い・・・雌の成長・・・


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手賀沼  手賀川 ~1羽だけのアマサギ~

2016年08月26日 | 手賀沼散歩(手賀沼日記)
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●手賀川沿い、1羽だけ、アマサギが止まっていた・・・

●じっとしているのかと思ったら、色々な仕種をしているんだ・・・



●面白いな・・・



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アマサギ
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熟語の読み・一字訓読(その299) 靫 靼 靺 鞋 鞜 鞨 鞳

2016年08月26日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。必要に応じて、なるべく、同記事内容も再録いたします。
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●熟語の読み・一字訓読(その299)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<靫:サ、サイ、うつぼ、ゆぎ> *サ(漢音)サイ(漢音)
・うつぼ、ゆぎ:箭靫(センサイ)、<靫負(ゆげい)>、靫戟(サゲキ)=矢袋とほこ(字通)、鞴靫(ホサイ)=矢入れ。倒靫、千靫(*)
*「千靫」:「千箭(ちのり)の靫(ゆき)」(神代紀・上)のように云う。古くは“ゆき”
という。(字通) *広辞苑:「千箆入(ちのり)の靫(ゆき)」=多数の矢をさしたゆき。神代紀(上)「千箭之靫(ちのりのゆき)」
*「サ」音「サイ」音の使い分け不明・不詳。
*「うつぼ」はかご状の矢入れ、「ゆぎ」は箱型の矢入れ。

<靼:タツ、タン、なめしがわ> *タツ(漢音)タン(慣用音) 参考:タチ(呉音)
・なめしがわ:(=柔革)(4辞典とも該当する音熟語見当たらず)
・その他:韃靼、<鐙靼(みずお)>

<靺:マツ、バツ、かわたび> *マツ(慣用音)バツ(漢音) 参考:マチ(呉音)
・かわたび:絳靺(コウマツ)・・・「隋書・礼儀」にある熟語。皇太子の着用する赤いかわたびのことらしい。
・その他:靺鞨(マッカツ・バッカツ)

<鞋:アイ、カイ、くつ> *アイ(慣用音)カイ(漢音) 参考:ゲ(呉音)
・くつ:(下記以外)鞋痕(アイコン)=くつのあと、足跡。鞋下(アイカ)=あしもと、鞋袋(アイタイ)=くつを入れる袋 鞋韈(アイベツ)=くつとくつたび
(既掲載記事―一部修正再録―)
漢検2・掲載熟語は、 「青鞋」「草鞋(ソウアイ・ソウカイ・わらじ)」「芒鞋(ボウアイ・ボウカイ)」「鞋底」(=くつのそこ、くつのあと、あしもと)「<鞋底魚(したびらめ)>」
*<>は当て字の意味。(ちなみに、音読みでは「鞋底魚(アイテイギョ)=ひらめの異名(大漢和)」
・大したことではないが、「芒鞋」・・・すすきで作った鞋(くつ)かい???・・・説明なし ・「すすき」は和語(邦語)だから、そんなことないな・・・と思って、しらべた。
・「芒」は、「茅に似た草」のことらしい。だから、「芒鞋」=「わらぐつ→身分の低い者のくつ(大字源)」ということらしい。
(ついでに・・・「芒履(ボウリ)」も同様の意味で、「わらぐつ」のこと。)

<鞜:トウ、くつ、かわぐつ> 
・くつ、かわぐつ:革鞜

<鞨:カツ、くつ、かわぐつ> *漢検2「くつ」訓ナシ(意味にはあり) 
・くつ、かわぐつ:音熟語見当たらず。
・その他:靺鞨、鞨鼓=羯鼓=羯族の楽器

<鞳:トウ>
(漢検2:意味①=兵器 意味②=つづみなどの音を表す。「鞳鞳」に用いられる字。
*鞳鞳(トウトウ)=鞺鞳(トウトウ)=つづみ、かねの音 *「鞺」は対象外か・・・
*4辞典ともに他に熟語見当たらず。(字通は本字そのものの掲載ナシ)

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熟語の読み・一字訓読(その298) 霍 雖 霄 霆 霈 霤 霹 霽 

2016年08月26日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・再々中断していた「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開します。
・223回からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・追って、初期の内容についても、内容を拡充していきたいとは考えています。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。必要に応じて、なるべく、同記事内容も再録いたします。
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<霍:カク、にわ(か)、はや(い)> 
・にわ(か)、はや(い):霍乱霍然(=にわかに消える)、霍霍(下記参照)、霍地=忽然、揮霍(キカク)=猝遽(ソッキョ)、霍奕(カクエキ)=はやくかけるさま、霍焉=すみやかなさま、霍閃=電光
・その他:「漿酒霍肉」「霍食」・・・下記参照・・・
(既掲載記事の再録)
・掲載熟語は、「霍乱」「霍然」「霍霍(カクカク)」・・・にわ(か)・はや(い)に対応するところに掲載されている。
・第2版に文句はないが、辞典によって、「霍霍」の意味が微妙に違っていて面白いから紹介します。
 大漢和:刀先のひらめく形容。又、こえ(声)のはやいこと。
 字 通:あわてる。また、かがやくさま。
 大字源:①音声の速いさま ②光のきらめくさま
 漢字源:①ピカピカとひらめくさま。②わっわっと、あわてて叫ぶさま。 ←漢字源、おもしろすぎる(^^)
 こうなると、一つの漢和辞典だけではちょっと満足できないこと、わかるでしょ?
・ついでに、「霍」には「豆の葉」という意味あり。四字熟語の「漿酒霍肉」の「霍」はそういう意味ですね。同じような「豆の葉」の意味で使われている熟語 「霍食(カクショク)」=粗食の意。

<雖:スイ、いえど(も)>
・いえど(も):雖是(スイゼ):もし、たとい(仮令)、けれども  雖然(スイゼン):けれども、云々といえども、云々であるが  雖則(スイソク):云々といえども、けれども
雖説是(スイソクゼ):云々とはいえども  雖微(スイビ):豈(あに)、すなわち
*他に、雖(スイ):虫の名(トカゲに似て大(大漢和))

<霄:ショウ、そら、みぞれ>
・そら :霄漢:大空・天空、霄幄:テント、霄駕=盛駕、霄岫:空高く聳えた峯、霄壤:天地・雲泥・・・
・みぞれ:霄雪(ショウセツ):みぞれ(雨と雪と雑じって降るもの)

<霆:テイ、いかずち、いなずま> 
・いかずち、いなずま:霆撃、震霆、電霆雷霆=霆雷=いかずち、霆霓(テイゲイ)=疾雷、霆激=電撃=いなずまのように激しく一気にうつ、霆震=いかずちが激しくふるう=霆奮、霆震

<霈:ハイ、おおあめ、さか(ん)>
・おおあめ:霈沢(ハイタク)=大雨。めぐみ。恩沢。 *「霈」は、おおあめ。「沢」は雨の潤沢をいう。
・さか(ん):(「さかん」の意味の中に“あめがさかんに降るさま”の意)霈然(=沛然)、霈焉=さかんなさま、「霈然の恩」=雨の盛んに降るような、しげき恩。
*霈霈=沛沛=水の盛んに流れる音の形容

<霤:リュウ、あまだれ、したた(り)、のき>
*漢検2:意味②(現行訓にない“あまだれうけ、あまどい”の項にのみ音熟語の「霤槽」掲載あり!)
・あまだれ、したたり:霤水=あまだれ水、承霤=あまだれうけ、霤穿=「霤、石を穿つ」、屋霤(オクリュウ)=屋上から垂れるあまだれ(大漢和)*「頤霤垂拱(イリュウスイキョウ)」=頭を下げ、あごの垂れたさま。身を俯せば頭が前に向い、頤(あご、おとがい)はさながら、“屋霤の如く”(屋上から垂れた雨垂れのよう)であるということ。*字通は「屋霤」=雨滴受けの意としている。 
・のき:(=屋簷、屋宇のこと)文例:「東霤に当る」(大字源)「絶霤に見る」(大漢和)
・その他(あまだれうけ、あまどいの意)霤槽(リュウソウ)=あまだれうけの槽(おけ)、屋霤=雨滴承け(字通)

<霹:ヘキ、かみなり>
・かみなり:霹靂(ヘキレキ)=急激なかみなり、霹雷(ヘキライ)=とどろくかみなり

<霽:サイ、セイ、は(れる)、さわ(やか)> *サイ(呉音)音熟語見当たらず。*セイ(漢音) *漢検2「さわ(やか)」訓ナシ。(意味②には“さわやか、心がさっぱりする”であり。)
・は(れる):霽月(光風霽月)、霽日(=晴れた日)、開霽(カイセイ)、晩霽(バンセイ)、霽雨、霽景(セイケイ)=晴れわたった景色、霽後=雨後、霽朝=雨のはれた朝、霽氛(セイフン)=はれわたった気、霽明=空が清くはれて明らかなこと
・さわ(やか):霽月、霽氛・・・(上記と重複)・・・

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手賀沼  夏の手賀沼~幻想的風景~おさかなさん、カワセミ、かもやん達が・・・~

2016年08月25日 | 手賀沼散歩(手賀沼日記)
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●今朝、早朝(午前5時半ごろ)の手賀沼東端の風景・・・昨日の天候が一変、急に晴れ間が広がってきて、ちょっと幻想的・・・


●暫く眺めていたら、何やら、おさかなクンたちが跳びはねだした・・・


●この時間帯、この静寂(しじま)の中では、おさかなクンたち、とっても元気・・・


●カモやんも飛び出してきた・・・


●一応、飛んでいるんだ・・・

●そのあとも、跳びはね続けているおさかなクンたち・・・


●今度はカワセミちゃんが、すばやく手賀沼を横断・・・遠くではおさなかクンが跳ねてる・・・


●これは何でしょうねえ・・・てっきり鯉かと思ってたけど、ちょっと違うような・・・鮒?

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夏の手賀沼~幻想的風景~おさかなさん、カワセミ、かもやん~

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手賀沼  手賀川にイタっチ

2016年08月25日 | 手賀沼散歩(手賀沼日記)
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●サイクリングロードから、田圃を見下ろしながらトロトロと走っていたら、黒いものが何かピョンピョンはねていた・・・

●スズメか何かの鳥かなと思っていたら、どうやら動物、たぶん、イタチ・・・

●手賀川サイクリングロード沿い・・・時々、横断したり、脇の畑や田圃にいることを見かけるが・・・

●すぐ隠れたり、すばやかったりで、なかなか撮るのが難しいことが多い・・・

●今回はイタッチも、こちらに気がつかなかったようだ・・・


●やっと全身が見られた・・・

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手賀川のイタチ
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手賀沼 手賀川田園地帯のトビ(鵄、鳶、鴟)

2016年08月25日 | 手賀沼散歩(手賀沼日記)
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●いつも、ノスリ(鵟)のいるところにトビが・・・


●最近、ノスリばっかりだったが、トビもたまに来ている・・・



●電柱から電柱へ飛び移るトビ・・・

●そういえば、久しく、サシバ(鸇、差羽)は見ていない・・・




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トビ
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熟語の読み・一字訓読(その297) 雎 雋 雉 雍

2016年08月25日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・再々中断していた「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開します。
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・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。必要に応じて、なるべく、同記事内容も再録いたします。
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●熟語の読み・一字訓読(その297)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<雎:ショ、みさご> 
・みさご:雎(みさご)、雎鳩(ショキュウ)、<雎鳩(みさご)>  
*ショ音熟語「雎鳩(ショキュウ)」のみ。

<雋:シュン、セン、すぐ(れる)> :シュン(慣用音)セン(漢・呉音)
・すぐ(れる):(すべて「シュン」読み):英雋、雋異、雋乂、雋髦、雋哲、雋楚=翹楚、 *この雋は「儁、俊」に通じている。
・その他:雋永(センエイ)=肥えてうまい肉
*漢検漢字辞典にも、意味②として「肥えたうまい肉」とあるが、熟語記載ナシ。
*「雋永(センエイ)」という熟語は、「「雋燕(センエン)=鳥の名」という鳥の肉が甚だ美味であり、ここから「雋永の論=甘美で深長な言論」 という意味・熟語ができたようである(大漢和)。ちなみに、大字源でも「センエイ」で「肥えてうまい肉、転じて言論がすぐれて味わい深いこと→「雋永の論」」と記載されている。ただし、字通は「シュンエイ」読み。  

<雉:ジ、チ、きじ *ジ(呉音)チ(漢音)>*ジ音の熟語見当たらず 
(既掲載記事の再録―一部、追加あり―)
・これは簡単・・・と、思ったら、まただよ・・・(漢検2)熟語に「雉兎(チト)」「城雉」と載っている。「雉兎」はわかるとして・・・
・「城雉(ジョウチ)」・・・城に住みついているキジかい?って思ったら全然違う・・・
・この「雉」には現行訓読みにはない、「築地や城壁の大きさを表わすことば。一雉は高さ一丈・長さ三丈。」「土を突き固めた城壁の垣。幾雉もの壁をつき固めることから。」などの意味があった。
・で、「城雉(ジョウチ)」=城壁とか城とかの意味。(「雉」は城壁の上のひめがき。)
・こういうのも、何の説明もなく、載せてるんだよな・・・誰かさんが云ってたように、「辞典」じゃないね、こりゃ。出来の悪い「参考書」ってとこか。
・同じような意味での熟語として、「雉門(チモン)」・・・キジが通る門ではない(^^)・・・①宮城の五つの門の第2門 ②諸侯の宮殿の門 のこと。
・その他「雉(きじ)」の意味での熟語
「山雉(サンチ)」=きじ 
「雉犇(チホン)」=雉の如く慌てて逃げること (*模試で出題したと思う)
「雉列(チレツ)」=つらなりならぶ
「雉噫(チイ)」=歎く声
「雉雉(チチ)」=入り交じるさま
「雉経(チケイ)」≒縊死 (縄で咽喉を扼して自殺すること。一説に、雉のごとく頸を圧し息をとめて死ぬこと。)
・その他故事成語類に当たるもの
「雉膏(チコウ)を食らわず」(「雉膏不食」・・・・雉のあぶらの美味なのを食べない→才徳があっても用いられない喩え *「井渫不食」と類義の四字熟語だな。

<雍:ユ、ヨウ、やわ(らぐ)、いだ(く)、ふさ(ぐ)> *ユ(呉音)熟語見当たらず。
・やわ(らぐ):雍雍 、雍和、雍閑=なごやかでしとやかなこと、雍容=やわらぎやすらか 「雍容雅歩」=ゆったりとしてみやびやかに歩くさま、雍穆(ヨウボク)、雍睦(ヨウボク)=和らぎ楽しむ、雍煕(ヨウキ)=和らぎ楽しむ=天下のよく治まること
・いだ(く):雍樹(=擁樹)=小児をいだくこと(下記参照)
・ふさ(ぐ):雍防、雍遏(ヨウアツ)=おさえとどめる、雍害=ふさぎじゃまする、雍閼(ヨウアツ)=ふさぎとどめる、
(既掲載記事の再録)
●漢検漢字辞典第2版から・・・
<雍:ユ、ヨウ、やわ(らぐ)、いだ(く)、ふさ(ぐ)>
・第1版:ヨウ、ユ、やわ(らぐ) 意味①やわらぐ。なごむ。 「雍雍」「雍和」 ②ふさぐ。さえぎる。「雍防」 「雍らぐ」(やわらぐ):やんわりと包む、なごやかにむつみあう
・第2版:意味の③に「③いだく、保つ 「雍樹」」が追加されている。
・「雍樹」って・・・読んで字のごとく「樹をいだく」ことではありますが、正解は「小児を抱くこと」(大漢和・大字源)。大字源に「抱かれた子が木にぶら下がった形に似ているので「樹」という。」と丁寧に説明がなされていました。なお、雍樹=擁樹 です。
・ほんの1、2行増やすだけなんだから他の余計なところを削って、このくらいの完結明瞭は熟語の説明ぐらい入れておいてほしいもんだ。

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熟語の読み・一字訓読(その296) 隘 隗 隰 隴 

2016年08月25日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・再々中断していた「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開します。
・223回からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・追って、初期の内容についても、内容を拡充していきたいとは考えています。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。必要に応じて、なるべく、同記事内容も再録いたします。
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●熟語の読み・一字訓読(その296)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<隘:アイ、ヤク、せま(い)、けわ(しい)、いや(しい)、ふさ(がる)> 
*漢検2:音による意味分けあり。「アイ」=①せまい、度量が小さい・・・②けわしい ③いやしい 「ヤク」=ふさぐ、ふさがる、さまたげる(*ただし、掲載掲載ナシ)
・せま(い):隘路、狭隘、褊隘湫隘(シュウアイ・ショウアイ)、隘巷=せまいちまた=隘衢(アイク)。隘狭
・けわ(しい):険隘、隘害=要害のよいところ、険要。隘阻(アイソ)=険しい
・いや(しい):隘陋(アイロウ)=みすぼらしい、せまくるしくてきたない。陋隘。
・ふさ(がる):隘制(アイセイ)=はばみおさえる(大漢和)。塡隘(テンアイ・大字源)・・・(注)。
(注)「ヤク」音の熟語は4漢和辞典ともにナシ・・・。大漢和も“ふさがる”意で「ヤク」音としているにもかからわず、「隘制(“アイ”セイ)」となっていた・・・。

<隗:カイ、けわ(しい)>
・けわ(しい): 崔隗(サイカイ)=崔嵬 、 陮隗(タイカイ)=たかい、けわしい *「陮」は対象外漢字。
*隗隗(カイカイ)=広大なさま *隗俄(カイガ)=酔いつぶれる *隗然=ひどく酔うさま
*「隗(カイ)より始めよ」

<隰:シツ、シュウ、さわ、にいばり> *シツ(慣用音)シュウ(漢音) *漢検2「にいばり」訓ナシ(意味欄には記載あり)
・さわ:(低くて湿り気のある土地):原隰(ゲンシュウ・ゲンシツ)=隰原(シツゲン)、隰桑(シツソウ)=①下隰の地に生ずる桑 ②詩経の篇名、隰草(シツソウ)=隰地に生ずる草、隰畔(シツバン)=さわのほとり=隰辺、隰皐(シツコウ・シュウコウ)=水辺の地 
・にいばり:(新たに開いた土地):(不詳(*))
*他に、山隰、平隰、陵隰、広隰・・・意味説明ないため不詳。「にいばり」に対応する熟語が、この中にあるかもしれない。

<隴:リョウ、ロウ、おか、うね、はたけ> *リョウ(漢音 リュウ(呉音))ロウ(慣用音) *漢検2「はたけ」訓ナシ(意味欄には記載あり)
・おか:丘隴(キュウロウ)、隴樹(ロウジュ)=①小高い丘の上の木、②墓地の樹。隴端(ロウタン)=おか、小高い所。隴断=壟断 
・うね、はたけ:麦隴(バクロウ)、隴畝(ロウホ)=壟畝=①はたけ ②いなか ③民間。 隴上(ロウジョウ)=はたけのほとり

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漢検1級 28ー②に向けて 故事成語類その50(補遺3ー厳選102ー)

2016年08月25日 | 故事成語類
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●某・国語辞典からの分野別問題の出題・・・完了。 ●故事ことわざ辞典からの故事成語類問題の出題・・・完了。
●今回の<その50>は、<その1>~<その47>までの全470問中から「1級問題にふさわしい、または、出題されてもおかしくない新出問題候補」として102個の故事成語類を厳選してみました。
●すでに、問題化したものですが、問題化した部分以外で注意すべき熟語・漢字部分も“カタカナ”で表示してあります。復習・確認用にお使いください。
●なお、今回をもって、28ー②に向けた「故事成語類」シリーズは完了・終了です。お付き合いいただき、ありがとうございました。
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<注意>何度もいうようですが、この記事は28-①のレベル・視点を踏まえて作成したものです。故事成語類で1問も落したくない方、トータル高得点を狙いたい方などに向けたものです。初合格を目ざす方は、まずは基本(過去問重点+既存のネット情報など)を固めることが重要です。弊ブログの故事成語関連の記事や、模擬試験問題中の故事成語類をマスターすることが先決です。この102題の中からは、出てもせいぜい1問、もしかしたら、全然出ないかもしれません。この点、重々、ご承知置きください。
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<その50ー故事成語類・1級新出候補 厳選102ー>

1.驥尾に付くべし、ド(駑)につくなかれ
2.驥もレキ(櫪)に伏す
3.ショウ(漿)を請いて酒を得。
4.君子はシュウ(周)して比せず
5.君子はキョウ(矜)にして争わず、群にして党せず。
6.ケイシ(経師)は遭い易く人師は遭い難し
7.カ(稼)は老農に如かず、圃は老圃に如かず
8.カンゼン(渙然)氷釈す
9.一淵にはリョウコウ(両鮫・両蛟)ならず  
 *手持ちの辞典では「両鮫」。「両蛟」となっているものもある。
10.コウモン(衡門)の下、以て棲遅すべし

11.晨昏エンプク(燕蝠)の争い
12.シンコン(晨昏)燕蝠の争い
13.王良車に登れば馬にヒド(罷駑)無し
14.キシ(杞梓)連抱にして数尺のキュウ(朽)あるも、良工は棄てず
15.韓盧を馳せてケント(蹇兎)を逐う
16.クン(薫)は香を以て自ら焼く
17.コウショク(膏燭)は明を以て自ら消ゆ
18.コキュウ(狐裘)敝ると雖も補うにコウク(黄狗)の皮を以てすべからず
19.キジ(幾事)密ならざれば即ち害成る
20.キュウカ(旧柯)花を生ぜず

21.薪を均して火を施せば火はソウ(燥)に就く
22.忠臣はコウシ(孝子)の門に求む
23.ユウカ(牖下)に死す
24.イッキ(一簣)を以て江河を障(ささ)う
25.飢えてソウコウ(糟糠)を択ばず
26.カショウ(迦葉)の口に笑みを含む
27.コウジ(香餌)の下にはケンギョ(懸魚)あり
28.コク(鵠)は浴せずして白し
29.キュウシャ(鳩車)竹馬の友
30.トシ(兎糸)ジョラ(女蘿)に附く

31.呑舟の魚トウ(蕩)して水を失えば、即ちロウギ(螻蟻)に制せらる
32.カントウ(甘棠)の詠: 類:「甘棠の愛」
33.キョウシャ(恭者)は人を侮らず
34.キツ(橘)化してキ(枳)と為る
35.シュシュ(銖銖)にして之を称(はか)れば、石に至りて必ず差(たが)う
36.麻糸(まし)は直く、ホウセン(蓬箭)は曲がれり
37.カイトク(快犢)車を破る
38.ヒホウ(飛蓬)風に乗ず:
39.一月サンシュウ(三舟)の喩え
40.利の在る所、皆、ホンショ(賁諸)たり

41.百足(ひゃくそく)ゴコウ(蜈蚣)の違い
42.シュウシ(螽斯)の化
43.両虎相闘ってドケン(駑犬)其の弊を受く
44.キンセツ(金屑)貴しと雖も、眼に入ってエイ(翳)となる 
45.ユウヒ(熊羆)の士
46.カツ(轄)を投ず
47.ケイチ(慧智)出でてタイギ(大偽)あり
48.巧言コウ(簧)の如きは顔の厚きなり
49.ウエン(烏鳶)の卵毀らずして、後に鳳凰集まる
50.ギバ(耆婆)ヘンジャク(扁鵲)でも治らぬ

51.志合えば胡越もコンテイ(昆弟)なり:
52.ショウ(鐘)を聞いて日と為す
53.鶏を養う者はリ(狸)を畜わず獣を牧する者はサイ(豺)を育せず
54.鐘鳴りロウ(漏)尽く
55.ゲンピョウ(玄豹)は毛を吝みて穢れを憎む
56.戦陣の間には、サギ(詐偽)を厭わず
57.コウゼン(鴻漸)の翼
58.伯氏ケン(壎)を吹き、仲氏チ(篪)を吹く
59.権はリョウソ(両錯)せず、政は二門(じもん)せず
60.ユ(柚)の木に登るような奴

61.民、ソラン(疎懶)の情を懐けば、七歳コウソン(蝗損)に遇う
62.トカク(兎角)の弓に亀毛の矢を矧げクウゲ(空花)の的を射る
63.コウテン(皇天)親無し、惟、徳を是輔く
64.城、コウ(隍)に復る
65.ヒカン(轡銜)を急にする者は千里の御に非ず
66.ショウ(牆)を負いて立つ
67.タイハク(頽魄)再び円かならず
68.枯魚索を銜む、幾何かト(蠹)せざらん
69.豚肩トウ(豆)を掩わず
70.ジュウリョ(充閭)の慶

71.ハクロ(白鷺)は塵土の穢れを禁ぜず
72.命を信ずる者はジュヨウ(寿夭)亡し
73.シンゴ(身後)金を堆くして北斗をささうとも、生前一樽の酒に如かず
74.シンニョウ・シンニュウ(之繞)を掛ける
75.食(やしな)って愛せざるは、之をシコウ(豕交)するなり
76.チチュ(蜘蛛)巧みなりといえどもサン(蚕)に如かず
77.柱(チュウ)に膠し、シツ(瑟)を調(しら)ぶ
78.ユウブツ(尤物)人を移す
79.ロウコ(臘鼓)鳴りて春草生ず
80.セイレイ(蜻蛉)鳴きてイキュウ(衣裘)成り、シッシュツ(蟋蟀)鳴いてランプ(嬾婦)驚く
  *手持ちの辞典では「蟋蟀(シッシツ)」とあるが、現行音読みで「シッシュツ」とした。

81.シンリュウ(真竜)勢いを失えばキュウイン(蚯蚓)と同じ
  *手持ちの辞典では「蚯蚓(みみず)」とあるが、現行音読み(漢検2にも読みあり)とした。
82.蟷螂が隆車に向ってチョウヒ(長臂)を頼む
83.マンラン(孟浪)の言を為す
84.シュウコウ(愁猴)が手を出だし班狼が涙
*手持ちの辞典では、「“班”狼」。以前案内した成語林では「“斑”狼」、成語林では「斑狼(人名)」としていたが、「斑狼(ハンロウ)」=まだらな狼の意である由(他の多くの情報源から)。
85.ジョウキョ(縄鋸)も木を断ち、水滴も石を穿つ(菜根譚)
86.ビンシ(鬢糸)茶煙の感
87.ヒンセイ(稟性)は改むべからず
88.人にして恒無くんば、以てフイ(巫医)を作すべからず
89.ベンベン(冕弁)旧しと雖も必ず首に加う
90.フッコウ(沸羹)に懲りし者、レイゼイ(冷齏)を吹く

91.メイメイ(冥冥)の志無き者はショウショウ(昭昭)の明なし
92.世の中よかれと鳴く烏はシトギ(粢)を貰うて食う
93.リョウシュウ(綾袖)能く舞う
94.鶏鳴いて起きジジ(孳孳)として善を為すは舜の徒なり
95.ヒチョ(匕箸)を失う
96.ブンゼイ(蚊蜹・蚊蚋)山を負う
97.ロウジュ(臈寿)の二つを積む
98.ユトウ(柚橙)十三年
99.リンユ(麟喩)の独覚
100.カンス(鑵子)の茶釜

101.蝙蝠(こうもり)のス(酢)
102.ケイショウ(勁松)歳寒に彰れ、貞臣コッキ(国危)に見(あらわ)る

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漢検1級 28ー②に向けて (「漢検1級 28-① 講評5」からの続き)

2016年08月24日 | 漢検1級高得点獲得のためには
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●弊ブログのカテゴリー「新・手賀沼散歩(漢字修練)」を解体・再編していきます。記事内容によって「熟語の読み(音・訓)」「四字熟語」「語選択」などの既存のカテゴリーへ移行していく予定です。お含み置きください。
●「漢検1級 28-① 講評」シリーズは<講評⑤>で終了し、今後は「漢検1級 28ー②に向けて」記事に移行します。
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<某団体の会議室にて>
(登場人物:京子(若くてそこそこ美形の女性課長代理・京都出身)今日もフンフン気分・・・。いつもの新人(広島出身):なぜか、少し“鬱”状態・・・。課長(大阪出身・在住):なぜか、生色を少し取り戻した雰囲気・・・)

課長:おうっ、新人、急に集合かけやがって、何やっとんじゃ、えらくなったもんやのう、おう、おうっ!!なんなんや!
新人:へえ、すんまへん、前回の会議で、も一つの故事問題、提案すんの、忘れましてん・・・
課長:ダアホ!!この、アホンダラああああ・・・何やっとんのじゃ、みな、せわしんやでえええ、もう始まってまうやないかああああ・・・あと2.5ゲームなんやでえええええっ~ここが正念場なんじゃあああ・・・。ワシがいかんで、誰が行くううう・・・待ってろや、甲子園、けっへえええ、ろおっこうう、おろおおおしにいいいい・・・とおおおお!!🎶
新人:か、課長~、今日は横浜でんねん、行けへんで、応援は諦めてよお、ブチ、すんまへん・・・
課長:ケッ、しょもない、ところでオメ、元気ないやん、ケヘ、尻に火がついたんか、ケヘヘ。とおこん、こめっええてえええ~🎶っとお!!
新人:か、課長、もうええから、ワシの話聞いてよお・・・
課長:どうでもええが、オメんとこのマスコットっていうかキャラ?、変なヤツじゃのう・・・なんなんじゃ、アレ・・・。ま、ええか、他人んことは云わんとこ。トラや、トラが問題なんや、自力でなんとか食い込むでええええっとお!!・・・ああ、スッキリしたわい・・・ふん、今日の出し忘れ問題、京子とやりゃええんでねえか、どうせ、センセ方にお伺い立てんのやろ、一緒に聞いてもらえばええで・・・幾つ聞いてもかかる費用はおんなしやからな、クソクソクソ・・・東山の穴場って云ってたな、きっとアソコや、えらい高うつくでえええ・・・。
京子:(また、遅れて登場)カチョはん、えらい張り切ってはりますのん、ええこと、なんか、たんとありましたんかあ(笑)・・・
新人:京子はああん!!助けてちょうよ、課長、手がつけられへんのよ、なんかブチブチ、ハイになっとらっしゃるんじゃあ・・・
課長:むっふ~ン(鼻息)があぷ、ガアプ、gaapu~ひ、ど、し、まあ、が、あ、ぷ~っとおおおお~
京子:えろう、すんまへんなあ、新人はん、あてもあまり時間ないのよお、ほら、例の・・・お約束に間に合わないといややわあ・・・それに、手がつけられないって、うふふ、いややわ、新人はんのくせに、そんなお卑猥なことば、つこうタラいけまへんえ・・・
新人:(なんやああああ!!こいつら、課長も京子も・・・こいつら、真面じゃねえ・・・)へ、へい!!じゃら、さっそく、ハイ、これです、忘れた問題・・・
京子:なあに、これ「百足ゴコウのちがい」って?なんだかチンプンカンプン・・・あて、2級までしか持っとらんのよお、新人はん、意味も漢字もわからへんわ・・・
新人:名前・表現は違っても本体は同じっていう故事成語ですねん・・・・ほら、百足はヒャクソク、当て字で“むかで”でっしゃろ?ほら、だから、ゴコウは・・・
京子:・・・わからしまへん・・・なに、ゴコウって、ゴコウが射すの後光?ふふ、全然ちがうわね、戊夜にあたる五更(午前3時~5時ごろ)かしら、その時間にムカデが出てくるとか、ひえええ、気持ちわる・・・センセ、助けてええ・・・その時間帯は、・・・ふふふ、すごい時間帯ね💛💛💛
新人:・・・
課長:むっふ~ん、こんなん、簡単や、ムカデのことやろ・・・ゴコウって・・・漢検2辞典にも「ゴコウ」の読みで出てるんや、書けるかどうかだけの問題やな、そんなん、難問、ちゃうで!!ひ、ろ、し、バカ~ぷ~っとおおお!!
新人:・・・課長、すごいでんねん、じゃら、ちと、書いてみてちょうよお・・・、
課長:ええか、「ゴ」は「虫」に魏呉蜀や呉音の「呉」や、「コウ」は「虫」に「公」やああああ、へっへえ、どうや!!
新人:ぶ、ぶ、ぶぶ、ぶぶぶう!!課長、「ゴ」の字、間違ってまんねん、えっへっへっへ・・・それに、辞典には、意味に、小っちゃく「蜈蚣ゴコウ(むかで)に用いられる字」って出てるだけじゃろ、大見出しでは<蜈蚣(むかで)>しか出てへんから、もしかすっと難問になるかもよ・・・
京子:むふん、へええ、えろう、難しそうおます・・・やっぱ、センセに聞かないとわからしまへんわ・・・ああ、遅れちゃう・・・ま、えっか、どうせ、夜は長いし・・・ふふん、ふん、今日はゆどうふも頂いてからひがし、や、まあああ・・・
新人:・・・ゆ、どお、う、ふ~、でっか???、もしかして、あの有名な、南禅寺の奥丹ってとこでっか・・・
京子:ふふん、ふん!南禅寺のって、あんなん、観光客向けの定食しか出んとこ、京都人はいかんわ、いややわ、この新人はん・・・奥丹の本店に決まってるう、あそこは融通が利くのよお、三年坂のとこね・・・夏の湯豆腐ってのもオツなんよねえ。あて、奥嵯峨の湯豆腐もいけるけど、すこおし、あてには硬い感じがするでおま・・・ああん、ヌル燗でゆ、ど、お、ふ。最初は冷たいビールもいいわね、でも、やはりヌル燗よねえ、せんせ💛・・・
新人:京子はん、まだ夜じゃないでっす・・・で、どうでっか?この問題・・・
課長:ぐむむ、勘違いや、「ゴ」は茣蓙の「茣」のクサかんむりのないヤツやな・・・む~ん、確かにチト難しいかもわからんな・・・
京子:ほな、決まりやね、ほんなら、合わせて3つ、難問候補としてセンセにね、聞いてみまヒョ、あて、もう時間あらへん、おっ先に、ごめんやすううううう・・・
新人:湯豆腐、本店の奥丹・・・そのあと、東山・・・ぐむむむむう、課長、京子はんて、どんな生活してはるんでっか?
課長:しらん!!わて、京子になんか興味ないねん、それよっか、今日や、今日!!ワテも帰るでえええ、甲子園のオーロラビジョンで応援やあああ、甲子園入口のラーメン屋、その名も「ラーメン甲子園」!!このラーメン屋でもええや!店のTVの前でみんなと応援やああああ・・・メッセもいるかもわからんな!!アイツ、よう、食べに来てんのよ・・・へっへえ!!
新人:(コイツら、ついていけへん・・・)・・・か、かちょお、もう、夏も終わってまうでえええ・・・カモガワのカワドコの約束、どうすんのよ・・・
課長:へっ?オメ、ホントに行きたいんか、ほな、今度な、・・・まだ、夏やん、それこそ、観光客いっぱいやん、9月になってからの方がええで・・・人が少ないときの方が、風情あるで・・・(ケケケ、こうやって、引き伸ばして、そのうち、忘れさせてやるわい・・・ま、でも、トラ次第やな、勝てば、少しはコイツにもいい目みせたらんと働かんからな・・・)
新人:かちょ、ほんと、約束やで、わし、ブチ、本気よ、広島人、怒らすと恐いんじゃでえええ~
課長:わかった、わかった、よっしゃ、そのうちな、そなら、さいならあ・・・
新人:・・・(もちっとマシな人たちを会議に入れたほうが良さそうだなあ・・・今度、部長にそれとなく、相談してみんしょ・・・)

👍👍👍 🐒 👍👍👍 「百足(ヒャクソク)ゴコウ(蜈蚣)の違い」👍👍👍
(続く・・・かも)
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手賀沼  鷭(ばん)の幼鳥 ~嘴の先が赤くなってきている?~

2016年08月24日 | 手賀沼散歩(手賀沼日記)
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●鷭の幼鳥だと思う・・・いつもこの辺にいる

●暗いのでハッキリしないが、顔の辺りや嘴の辺りがなんとなく赤っぽい・・・

●だんだん、鷭の成鳥らしくなってきているのかも・・・

●嘴が白いオオバン(大鷭)と違って、こちらの方の成長が楽しみ・・・

👍👍👍 🐒 👍👍👍
鷭(ばん)の幼鳥
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手賀沼  手賀川上空を飛翔するゴイサギの親子(?)

2016年08月24日 | 手賀沼散歩(手賀沼日記)
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☆↑どれか一つでもポチっとしていただけると嬉しいです↑☆
●手賀川・・・上空をゴイサギの親子(成鳥と幼鳥)が接近して飛んでいた・・・

●残念ながら後ろ姿だが、明瞭・・・

●これは幼鳥のアップ・・・

●2羽で並んで飛行している・・・親子かも・・・



👍👍👍 🐒 👍👍👍
ゴイサギの親子?の飛翔
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