見ると自信の湧く模型製作ブログ

お題の通り、主にプラモデル製作について、直線を描くのも切るのも下手な管理人”黒猫2号”の悪戦苦闘の日々を綴っています。

1/35 タミヤ 旧M551+新M551用パーツ合体制作します (2)

2024年07月25日 | 1/35 AFVその他車両
前回発覚した?、旧キットってデカいんじゃね疑惑(いやはっきりデカイ💦)
よく見ると旧の箱絵に実車のサイズが書いてありました

このタミヤ(箱絵)情報では全幅2.8mです

Wiki 日本版では、幅2.794mとなっています
じゃ英語版ではどうかと云うと『Width 110 in (2.8 m)』
1インチは2.54cmなので、そうすると日本版の方が正しいのですが...
まぁ2.8mで宜しいんではないかと(^^;

これを35で割ると
2800mm ÷ 35 = 80mm

前回ノギスで測った値は旧が≒85.5mm、新が≒79.5mmでした
手で測ったので若干の誤差が生じる事を考えると、新は正確ではないかと(当たり前だ)
と云うか、問題は旧!
旧の85.5mmを32倍してみると2.736mとなり、実車の2.8mとはわずか6cm弱の差だけ
35倍にしてみると2.9925mとなり明らかにオーバー、どちらかと云うと1/32サイズという事になるのでは?

てな事を思いつつ、手は勝手に?動いております(笑)
”旧”のコマンダーズキューポラは、砲塔と同じ方式で回転可能になっています

残念ながら”新”はこのギミック?が盛り込まれていません

実車では、ビジョンブロックの部分は固定で
その上のM2HMGがマウントされているところが回転する仕組みだと思います
しかしこの回転ギミックは捨てがたい(;'∀')
そこで新旧合体を試みます

まずビジョンブロックの部分ですが、ここは新旧サイズがほぼ同じ

そこで改造!
”新”はカット、”旧”は分離しました

緑矢印で指したそれぞれのパーツを合体させます
こんな感じです

白いところは0.1mmプラ板で追加加工したところです
M2HMGのマウントはまだ接着していません
以降、また写真撮り忘れましたがペリスコープ内側をNo2:ブラックで塗り
ガラス部分は塩ビをカットし、木工用ボンドで接着しました
写真はまた次回にでも<(^^;)>

”新”はローダーハッチが別パーツになっています
”旧”は砲塔上面とツライチになっているので、モールドを削り取り開口しました

しかしまた油断から生じたトラブルが
”新”ハッチは”旧”に比べサイズが小さかったのです

削り調整の事も考えて小さめに開けたのですが、それでも大きくハッチが落ち込みそうになります💦
この後も修正を繰り返すことに...

M2HMGの防盾とステーを繋ぐパーツは失われていましたので、プラ板ででっち上げます

こんな感じです


このキットで一番面倒くさいと思った、スモークディスチャージャー
”新”の組説ではこんな取り付け方になっています

そして”新”砲塔にはちゃんと取付の穴が有るのですが、”旧”は無い(;'∀')

ここだけではなく”旧”はパーツ側が凹で車体(砲塔)側が凸というパターン多し
新旧サイズが同じなら、デバイダーで測って同じような位置に付ける
と云う方法が使えるのですが、なにせスケール(サイズ)違いです
結局、写真や三面図を見ながらの、所謂目分量というヤツで付けざるを得ませんでした(~_~;)

もういいや、と( ̄▽ ̄;)

【思い出と疑問】
タミヤMMシリーズの元となる1/35戦車は、暫くモーターライズでした
それがため、当時のAFV物のスタンダードサイズだった1/32でなく1/35にした...
と云う様な記事を、以前どこかの模型雑誌で読んだ記憶が有ります。
しかし、この旧M551はどちらかと云えば1/32表示の方がふさわしい?スケール(;'∀')
何で...?

そう云えば昔々の事じゃった、で、1/35シリーズ初期の頃の話です
今まで見た事のないリアルさのポリキャタピラのパンサーやレオパルドⅠ
手にした時のワクワク感、組み立てた時の感激は今でも忘れられません

その後、MMシリーズとなり車両やフィギュアが続々と発売されたのですが
作った中にはどう見ても1/35に見えない(大きい)戦車なんかがあったのも事実
先ほど挙げたパンサーやレオパルドⅠより明らかに大きい、M4A3E8とか...
特にシャーマン系列はHVSS、VVSSに限らずその傾向が有ったように思います
当時はそれ程(ほとんど)拘る事もなく、『おっきいなぁ~?』で何となく終わっていたのですが(^^;

先に書いた1/35にした動機?と云われる話ですが
日本版Wikiにも、モーターライズ化のためサイズを検討した結果、と書いてあります
しかし良く考えてみると、モーターライズにするためにギアボックスや単2電池を入れるなら
スペースの広い1/32の方が合う様に思われます
特にリモコンタイプはモーターが並列に2基必要なので余計です
それを何故わざわざ、当時のスタンダードサイズより小さくしたのか...
”田宮模型の仕事”を読み返してみましたが、ヒントになるようなエピソードは見つけられませんでした
なんか巷で流れているストーリーがしっくりこないんですよねぇ~
どなたか、真相はコレだ!なんて納得できる話、ご存じないですかねぇ(^^;

【続く】


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