青山繁晴のインサイドSHOCK 2013年11月27日 猪瀬都知事と防空識別圏・・・その愚かさ
青山繁晴のインサイドSHOCK 2013年11月27日 猪瀬都知事と防空識別圏・・・その愚かさ
飛行計画の提出取りやめ=中国の防空圏通過機―政府の要請受け・航空各社(時事通信) - goo ニュース
全日本空輸や日本航空など国内航空各社は26日、中国が東シナ海に設定した防空識別圏を通過する航空機について、中国当局への飛行計画の提出を取りやめることを決めた。国土交通省が同日発表した。中国の程永華駐日大使が斎木昭隆外務事務次官に対し、「民間機の飛行の自由を妨げない」と表明したため、国交省は民間機飛行の安全が確保されると判断し、計画提出中止を各社に要請した。
国交省は航空各社への要請文で「政府として民間航空機の安全確保にしっかり対応する」と表明するとともに、防空圏設定を認めない日本政府の方針に官民一致して取り組むよう求めた。計画提出をやめたのは全日空、日航のほか、ピーチ・アビエーションと日本貨物航空の計4社。
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先週土曜日、中国が防空識別圏を設定したと発表しました。
一方的に、そして既に日本が設定している範囲に割り込む形で
「今日からここは中国が管理するから勝手に入るな。もしも入りたいなら事前に言うように。
圏内では中国の指示に従い、それに従わない航空機には武力で措置を講じる」
というような脅しそのものでした。
あの野蛮で暴力的な国ですから、民間機はもしもの事を心配したのでしょう。
嫌々ながら計画書なるものを中国に提出しました。
危害を与えられる危険から回避するためにこの行動は仕方がないものです。
乗客乗員の命も大事です。
航空会社としては乗客の安全を第一に守らねばなりません。
しかし、中国の脅しに従ってしまうと 尖閣諸島に領土問題がある とか
尖閣は中国領だと日本は認めた、と 国際社会に思われてしまうので難しい問題です。
いっぽう、日本政府は駐日中国大使を呼び出し抗議しました。
それに対し大使からは「民間航空機の飛行を妨げない」との回答が。
それで全日空などは日本政府の要求通り事前の計画書の提出を取りやめました。
この識別圏は元々はアメリカが終戦後に設定した事や日米同盟があることから
アメリカ側は、「余計な事をしたら撃ち落とすぞ」みたいな勢いで戦闘爆撃機を飛ばしています。
なんだか頼もしいです。
核を持っている国だというだけで、中国は度を越したことはしないでしょう。
これが抑止力です。
核を持たない、そして武力行使が意のままに出来ない憲法下では
アメリカに頼るしかないのです。
日本の近隣には横暴で暴力的な国家が複数います。
憲法9条のお陰で、日本は戦争に巻き込まれなかったとか
沖縄に米軍はいらない、全ての米軍は出ていけとかいう左翼思想の団体がいます。
特に沖縄県内に集結しているようですが、理想論ばかりいう平和ボケの集団です。
尖閣諸島周辺で不穏な動きをする中国がいる限り、
米軍駐留による抑止力が必要です。
普天間飛行場周辺で反対活動をしている市民活動家たち。
この機会に自分たちの愚かさに気付くべきではないですか?