石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は21日、日本の排他的経済水域(EEZ)でコバルトやニッケルを含む鉱物の採掘に成功したと発表した。リチウムイオン電池に不可欠なレアメタル(希少金属)で、中国依存度が高く、国産化が課題となってきた。

 採掘場所は、南鳥島南方沖の海底約900メートル。7月に経済産業省の委託事業として、レアメタルを含む鉱物「コバルトリッチクラスト」を約650キロ・グラム掘削した。JOGMECの調査では、同海域には、年間の国内消費量でコバルトは約88年分、ニッケルは約12年分あるという。

 コバルトやニッケルは、電気自動車などに使うリチウムイオン電池に不可欠な材料だ。希少性が高く、日本は国内消費量のほぼ全てを輸入に頼っている。超高速の通信規格「5G」時代を迎えて、通信機器への活用も急増し、世界的に取引価格が上昇している。

 国産化は国内産業の競争力強化にもつながる。経産省は「掘削成功は、レアメタルの国産化に向けた大きな一歩」とし、量産に向けて掘削技術の検証などを進める方針だ。

**************************************************************************************************************

中国に依存するのは危険だという事が武漢コロナ流行でよくわかりました。

以前から中国は日本の行動が気に入らなければ報復をする国でした。

あの中国漁船衝突事件では様々な嫌がらせをしてきましたが、

レアアース輸出制限もその報復の一環だったと思います。

 

日本は資源のない国と言われ、資源大国に依存するしかないと思い込んでいましたが、

最近ではメタンハイドレートの日本海での発見に期待していますが、

今度はレアメタルが日本の最東端の島、南鳥島近海で発見されたとか。

 

実はこの事は2年前に報道されていました。知らなかったです。。。。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29216170Q8A410C1EA2000/

この時は発掘を検討するとのレベルだったようですが、

今回は発掘に成功したとの事。

久し振りの明るいニュースです。

コスト面や運搬面での課題があるかもわかりませんが、

中国依存から抜け出す一つになってもらいたいです。

 

海上保安庁 on Twitter:

 

因みに南鳥島と言えば、河野防衛相が自衛隊員を激励に訪問した島です。

https://blog.goo.ne.jp/ta6323blue/preview20?eid=7d4bde3eccb1e8b7ff5c16a61718b615&t=1598028004242

 

東京都とはいえ、遥か南東に位置する孤島ですが、

現在、自衛隊派遣隊が12人、気象庁と国土交通省が13人が常駐しています。

今回の発見でより一層、この島も注目されると思います。

 

★レアメタルとレアアースの違い

※レアメタルは下記の31元素

採掘・製錬時に放射性物質を撒き散らすレアメタル・レアアースは自然 ...

 

 

※レアアースは上記「希土類」の事で下記の17元素。

https://www.nims.go.jp/research/elements/rare-metal/study/index.html