兵庫県の井戸知事は8日、全国知事会の新型コロナウイルス緊急対策本部のテレビ会議に出席し、接待を伴う飲食店などで感染が広がっているとしたうえで、「食中毒のように、コロナの感染者を出した店を営業停止にできる法整備をしていくべきだ」と要望した。

 その後、井戸知事は県庁で報道陣に対し、「感染対策をやらない飲食店への抑止効果も期待できる」と述べた。

 県は8日、55人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。20人以上の新規感染者が確認されるのは12日連続となり、井戸知事は「家庭や職場での二次感染を防いでいくという基本が重要」と話した。

 神戸市では、10歳未満から50歳代の23人の感染が明らかになった。4月11日に並び過去最多で、市は「軽症の若い感染者が増えている」と警戒を強めている。

********************************************************************************************************

大阪府の吉村知事と兵庫県の井戸知事。

世間の印象は両極端の知事です。

吉村知事はマスコミにも積極的に出て、はっきりと発言します。

片や井戸知事は上から目線の発言も多いし、マスコミにもあまり出ないので評判が悪いです。

 

吉村知事は先日のイソジンで少々イメージが落ちていますが、

それでも井戸知事に比べたらまだ人気があるようです。多分ですが。

 

そんな中の井戸知事の発言。

きっと反論する人も多いでしょうが、私は賛成です。

食中毒と同じようにコロナ感染者を出した店は営業停止に出来る法整備をするべきだと。

勿論これには丁寧な説明が必要です。

食中毒は全面的に店側の落ち度があります。

しかし武漢コロナ発生は店、従業員、お客の内誰の責任なのかわかりにくいです。

だから感染者が出たからとすぐに店を営業停止には出来ません。

営業停止に出来るのは防止策をしていない店のみにするのは当然です。

 

各自治体ではそれぞれ認証マークのようなステッカーを配布していますが、

認証されない店で感染者が出た時に営業停止措置をするという事です。

但し、東京都は店側がダウンロードするらしいですが、あれではダメです。

きちんとチェック項目があり、それぞれが合致し、定期的検査も必須です。

これら厳しい基準で営業しているのに感染者が出たらそれは仕方ありませんから

感染者が出ても、クラスターが発生しても営業停止にするべきではありません。

 

テレビでは普通の酒場でも実に危険な飲食をしています。

あれでは感染の広がりは止められないでしょう。

 

正直者がバカを見るような制度なら不要です。

補償もないのに自粛など出来ないと逆切れしている経営者もいますが、

当事者意識が希薄すぎます。

 

山梨県の長崎知事の怒りも尤もです。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20200808-OYT1T50140/

「自分も感染しているかもしれないという意識を常に抱くことが重要」

クラスターとなったキャバクラ店には

「感染防止対策を講じておらず、従業員や客の命を危険にさらした。極めて強い懸念と憤りを感じている」

感染対策をしている店の経営者の気持ちを考えると当然の意見です。

自粛しろと言うなら、補償をすべきだとか、

自粛と補償はセットだ、との意見が多いです。

しかし感染防止対策を十分しての営業なら自粛は不要とさえ思います。

 

防止対策はしないわ、自粛もしないわ、それでも補償しろ、では納得できません。

経営者側もそれなりの努力をして、武漢コロナ感染収束を真剣に考えて欲しいですし、

行政側はもう少し、現実的で厳格な法整備をするべきだと思います。