
タイ頭部のうろこ側面部の偏光顕微鏡写真です。クロスニコルの状態で光路に1λの検板(赤色石膏版)が挿入されています。検板を挿入する前は鉄灰色でしたから,空青色に変化した領域では屈折率が大きい方向です。全体として外周に沿って屈折率が大きいことが分かります。その方向は必ずしも縞々構造に沿っているわけではありません。
<注釈>以前にも説明しましたが,赤色石膏版を挿入したときの色の変化について,再度説明しましょう。赤色石膏板は必ずその右斜め方向(z')の屈折率がz'と垂直な方向(x')の屈折率より大きくなるように挿入されます。この赤色石膏板を通過する間に生じる光路差を波長単位で測るとちょうど1λ(赤色)になるので,試料のないところでは赤色に見えます。試料の屈折率の大きい方向がz'と一致すると,試料の色(光学的な異方性により生じる色)に赤色が加色されます(今回の試料では鉄灰色が空青色へ)。
キーワード:タイ うろこ 偏光顕微鏡
ミクロラボ Π(パイ) ポリ亭 参照:高分子-ミクロの世界-(Yahoo!ブログ)
<注釈>以前にも説明しましたが,赤色石膏版を挿入したときの色の変化について,再度説明しましょう。赤色石膏板は必ずその右斜め方向(z')の屈折率がz'と垂直な方向(x')の屈折率より大きくなるように挿入されます。この赤色石膏板を通過する間に生じる光路差を波長単位で測るとちょうど1λ(赤色)になるので,試料のないところでは赤色に見えます。試料の屈折率の大きい方向がz'と一致すると,試料の色(光学的な異方性により生じる色)に赤色が加色されます(今回の試料では鉄灰色が空青色へ)。
キーワード:タイ うろこ 偏光顕微鏡
ミクロラボ Π(パイ) ポリ亭 参照:高分子-ミクロの世界-(Yahoo!ブログ)
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