コリウスの中心部のマクロ写真です。先のとがった花弁は6枚生えており,根元は白で中央部より上は薄紫色です。雌しべは3本生えており,その柱頭は雄しべより背が高くまで伸びています。自家受粉は起こりにくい状況です。
撮影日:2012.10.9 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
コリウスの中心部のマクロ写真です。先のとがった花弁は6枚生えており,根元は白で中央部より上は薄紫色です。雌しべは3本生えており,その柱頭は雄しべより背が高くまで伸びています。自家受粉は起こりにくい状況です。
撮影日:2012.10.9 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
コルチカムは秋に入るといきなり花茎が地面から現れてきて咲き始めます。く雌しべも雄しべもしっかり識別でき,マクロ写真を撮らなくてもよいくらいです。今回は集団で咲いている様子です。花の後,そのままにしておくと球根が増えてきて集団で咲くようになります。
花が咲いた翌年の春には葉がいっぱい出てきて逞しく成長します。夏前には葉が枯れます。
撮影日:2012.10.9 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
コリウスの雌しべの超マクロ写真です。どこまでが花柱でどこからが柱頭なのかよく分からないような形です。花柱より先端部付近にかけてだんだんと紫色に変化しています。雌しべはずっと下の方まで2本に分かれており,上の方は下の方よりやや長くなっています。雌しべの柱頭がY字型または数本に分岐している例はよくあるのですが,この写真で見られるような形は非常にユニークだと思います。
撮影日:2012.10.7 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
コリウスの雄しべの葯を拡大して撮った超マクロ写真です。舟形の花弁が水平な状態で撮りました。花糸の先端付近がやや上向きに曲がっています。これは舟形の花弁内で花粉を飛ばすには有利な形です。
撮影日:2012.10.7 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
コリウスの花弁を取り除き,雄しべと雌しべを真横から撮った超マクロ写真です。雌しべの花柱は長く雄しべより一段と背高であることが分かります。舟型の花弁が水びたしになって雄しべが水につかっても雌しべはその柱頭を水の外に出すことができます。雄しべの花糸が葯の二つの嚢の間で繋がっている側が写っています。葯の形は不ぞろいです。
撮影日:2012.10.7 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭(TAKAHASHI)
コリウスの花を斜め上方向から撮影した超マクロ写真です。後背の花弁が立っており,ほぼこのような状況で開花しています。雄しべと雌しべがむき出しになっているのですが,これは交配(受粉・授粉)には有利な咲き方といえます。一方では舟形の花弁の方に雨水が溜まって蕊が水浸しになるのではないかと余計な心配をしたくなります。しかし前回も説明したように水は舟形の花弁の内部には入りにくくなっています。その上受粉のための雌しべは舟形の縁をこえて長く伸びているので,たとえ水浸しになっても受粉だけはできるとのではないでしょうか。
撮影日:2012.10.7 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭(T.TAKAHASHI)