生物の形-ポリ亭のマクロ・顕微鏡写真-

 身近な動植物のマクロ写真や顕微鏡を用いて撮るミクロ写真を載せていきます。「生物の形」を気楽に楽しんでいきたいものです。

[#1148] ヒヤシンス(17)-子房横断面の超マクロ写真

2011-03-31 11:04:42 | Weblog
 ヒヤシンスの子房の中央付近の横断面の超マクロ写真をもう1枚載せます。上方の左右の胚珠の壁はスライスされ内部が見えています。3室の隔壁がはっきり見えます。隔壁の中の孔がどのような役割を果たしているのかは分かりません。
撮影日:2011.3.24
ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭

[#1146] ヒヤシンス(15)-子房横断面の超マクロ写真

2011-03-31 10:39:59 | Weblog
 ヒヤシンスの子房の中央付近の横断面の超マクロ写真です。子房内部が3室に分かれていることが分かります。それぞれに1対の胚珠が並んでいます。左上の3個の胚珠はそれ自身が横断されており,胚珠の中に空洞があることを示しています。
各室を隔てる壁には孔が開いています。
撮影日:2011.3.24
ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭

[#1145] ヒヤシンス(14)-子房横断面の超マクロ写真

2011-03-29 14:46:11 | Weblog
 ヒヤシンスの雌しべを3か所においてカミソリで横断し,それぞれの表面を斜め上から照明して超マクロ写真を撮影しました。今回は柱頭の少し下でカットした花柱(子房上部)の横断面の超マクロ写真です。平均直径が約1ミリの花柱の中央には0.2ミリくらいの空洞になっており,周辺には2個がペアになった3対の構造物があります。次の超マクロ写真で示すように子房内は3室に分かれています。したがって上述の3対の構造物は3室に分かれた子房に繋がる「中軸」の断面ではないでしょうか「中軸」は胚珠がぶら下がっている軸)。柱頭に花粉が付着して得た精細胞がここを通過して子房内の胚珠に到達すると考えられます。
撮影日:2011.3.24
ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
<参考にした本>
「写真で見る植物用語」,岩瀬徹・大野啓一,全国農村教育協会(2004)
「絵でわかる植物の世界」,大場秀章・清水晶子著,講談社(2004)
その他

[#1144] ヒヤシンス(13)-子房縦断面の超マクロ写真

2011-03-28 20:33:02 | Weblog
 ヒヤシンス縦断面の子房上部をアップして撮影した超マクロ写真です。上部では胚珠は細長く楕円体球状です。長めの「枕」状の形のものもあります。上部の左下には表皮が削りとられて内部が見えるものもあります。
撮影日:2011.3.23
ミクロラボΠ-SABAE

[#1142] ヒヤシンス(11)-子房縦断面の超マクロ写真

2011-03-27 09:02:10 | Weblog
 ヒヤシンスの子房の縦断面の超マクロ写真です。中央を貫く軸(中軸)に胚珠がぶら下がっている様子が分かります。下方の胚珠は一番大きくて球体状ですが,上の方はやや小さくて楕円体球状です。中軸は花柱の子房への付け根あたりから急激に細くなります。胚珠は中軸に直結しているので,柱頭に付着した花粉より精細胞が中軸を通って胚珠に送り込まれるのでしょう。
撮影日:2011.3.23
ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭

[#1140] ヒヤシンス(9)-雄しべと雌しべの超マクロ写真

2011-03-26 13:20:25 | Weblog
 前回の雌しべの写真の上部と雄しべの位置関係を示す超マクロ写真です。雌しべの柱頭は花柱の太さとほぼ同じです。花粉で付着しています。雌しべの柱頭のあたりに雄しべの下端が位置しています。花粉を満載しています。花柱の長さは2mmくらいで径は1mmくらいです。雄しべの長さは4mmくらいで紡錘状の形をしています。
撮影日:2011.3.23
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[#1139] ヒヤシンス(8)-雄しべの超マクロ写真

2011-03-26 11:40:13 | Weblog
◆ 1~8回までの写真を撮ってから6日目に撮ったヒヤシンスの超マクロ写真を連載します。前回より6日経過したので,それぞれの小花も開いてきました。上から見ると雄しべの並んでいるのが見えます。今回は花弁の下の方のすぼんだ部位を縦方向にうすくスライスして撮影した超マクロ写真です。子房はすっぽり厚い壁の孔の中に収まっています。
撮影日:2011.3.23
ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭