ヨウシュヤマゴボウの雄しべの超マクロ写真です。雄しべはよくあるタイプの形です。左端の雄しべの葯は既に役目を終えて落ちています。葯がつながっていた花糸の先端はひょひょろと細長くなっています。
撮影日:2010.7.18
ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
撮影日:2010.7.18
ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
ヨウシュヤマゴボウの雌しべの超マクロ写真です。中央の緑色の胚珠はそれぞれの雌しべの数だけ寄り集まっています。花弁の大きさに比べて大きな胚珠です。この写真では6本の雌しべが写っています。それぞれの雌しべの先はピンクを帯びており,その先端部は分岐していて形はかなり複雑です。雌しべの表面は無数の凹凸で覆われ花粉を受け入れやすい形です。
撮影日:2010.7.18
ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
撮影日:2010.7.18
ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
ヨウシュヤマゴボウについて連載します。ヨウシュヤマゴボウは北米が原産地で明治時代に渡来したとか。庭の片隅で知らぬ間に1メートル近くまで成長したヨウシュヤマゴボウを素材にしました。毎年同じようなところに生えてきます。花弁は白系ですが根元の近くは少しピンクがかかっています。中央部には花弁に比べてずいぶん大きな緑色の胚珠があり雌しべが顔を出しています。周辺には数本の雄しべが雌しべを取り囲むように生えています。
ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
撮影日:2010.7.18
ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
撮影日:2010.7.18
オオバコの雌しべの超マクロ写真です。茶色の胚珠の中からひげもじゃの白い突起が顔を出しています。雌しべの形がひげもじゃであるのは花粉を受け入れるのに好都合です。雌しべが先に咲いて萎れたあと雄しべが生えてくるので自家受粉の心配もなさそうです。
撮影日:2010.5.20
ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
撮影日:2010.5.20
ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
オオバコの雄しべの超マクロ写真です。人に踏まれるような場所に限って生えているオオバコですが,これがオオバコの生きる道だそうです。背が低いので他の雑草がはびこるような場所では生きていけないのが宿命です。雄しべの葯は細長い花糸で花茎に繋がれています。花茎から直接雄しべが伸びてきます。オオバコは風媒花ですから虫を引き寄せるような花弁もありません。
撮影日:2010.5.20
ミクロラボΠ(パイ)-SABAE ポリ亭
撮影日:2010.5.20
ミクロラボΠ(パイ)-SABAE ポリ亭
次のシリーズに移る前に1枚だけユスリカの写真を載せます。ユスリカが集まり夕陽を受けて盛んに上へ下へと動いていました。この活動は結ばれる相手探しの動きです。広い野原にばらばらに散らばって動いても,なかなか相手は見つかりませんが,集団で動けば開いても見つかりやすいということです。この写真は夕陽をバックに1/15秒で撮りました。細長く写っているのはこの露出時間内に動いたユスリカの軌跡です。ユスリカは激しく羽ばたきながら移動しているのですが,羽ばたくたびに夕陽を浴びて翅が輝くので,1/15秒の間に何回羽ばたいたのかは,1/15秒の間に光を浴びて輝いている回数を数えればよいことになります。1/15秒間に動く距離の中でおよそ40回輝いていますので,1秒間に約600回も羽ばたいていることになります。
ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
前回と同じくイチゴの縦断面の超マクロ写真です。右下に見える雄しべの被膜は破れています。左側には雌しべとその胚珠が写っています。茶色に縁取りした楕円形が見えますが,これは雌しべの花柱をカミソリで切った斜断面です。
ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭