カレイのひれを支えている鰭条(きじょう)を根元から先端に向かって眺めてみましょう。この写真(通常光)は鰭条が扇子状構造にくっついている部分です。尖がった針のような構造も突き出しており,内部には筋状の構造もあり鰭条を補強しているようです。暗い部分はおそらくCa成分が多くて硬く丈夫であり,半透明な部分は比較的柔軟な高分子成分と考えられます。Ca成分とタンパク質高分子が複合して,脆くもなく柔らかでもない構造物(ひれ)を作っているようです。尖がっている部分の役割はよく分かりませんが,鰭条を扇子状構造に結合するのに役立っているのでしょう。
ミクロラボ Π(パイ)
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