スリスリが遊びに行ったまま 帰ってこない。
夕方に知床峠にいるとのメールが届いた。
夕方に知床にいるなんて、こちらに戻ってくるのは深夜だろう。
「バカじゃないのか」とご立腹の私。
でも 当然夕食はイラナイと云うことになるので、それじゃ昨日の「敬老の日」を二人で慰め合おうと云う展開になって夕食は外食。
料理が嫌いなルンバは大喜びで同意。
私だって外食となると急に食欲が出る。
何故外食で食欲が出るかって? それは・・・・・言えない。
「どこでも良いよ」と云いながら「あそこはイヤ、ここもダメ」と注文を付けるルンバ。
で、結局ファミリーレストラン「ヴィクトリア」でハンバーグを食べることになった。
ライスと野菜を少な目に盛って食べながらルンバを見ると何か変。
背中に愛用のリュックを背負ったまま食べている。
「いくらなんでもその恰好はマズイだろう」と注意をして店の窓に映った己の姿を見ると キャップを被ったままの私がいた。
ま、どうせ「被敬老者」だから 何でもアリかとケツをまくることにした。
帰り道、バナナが欲しいと云うのでスーパーへ行ったのだが 安い小さなバナナしかなかった。
「こんな大きさじゃね」と手の上で弄ぶルンバ。それを見ながら何故か腰が引ける私。
別の店に行ってみようかと云うことになり、寄った店にはかなり立派なサイズのバナナ。
それを手に取り「こうじゃなくてはね」と喜ぶ姿を見て、何故か さらに腰が引ける私。