ハッピバスデー トゥ ミー

数日前、帰宅した時 丁度ルンバが買物へ行くところだった。
何も予定が無いので、ルンバの運転する車に乗せてもらった。

私より少し荒い運転にはヒヤヒヤするが、まぁまぁ普通に走られてはいる。

父の命日でもないのにスーパーの中にある洋菓子屋へ寄ると云うので、私は一人でパン屋へ行き洋菓子屋へ戻ってくるとルンバはまだ店員とお話の真っ最中。

その横に並んだ私に気付いたルンバは見事なほどに狼狽して私をスーパーの方へ押し戻した。

これは･････これは きっとバースデーケーキの予約に違いない。
私の誕生日が間近に迫っているからナイショにしたかったのだろう。

私は何も気が付かなかったことにして、さりげなく店内をウロウロした。

そして今朝、いつもより整頓されたテーブルが違和感満載だ。

テルテルとGちゃんが遊びに来るからと云うのが理由だが色々なものを載せるので綺麗にしたのだろう。

図書館へ行った帰りにローソンでプレミアムロールケーキを人数分買い、
テーブルの上にイの一番に広げて「ハッピバスデー トゥ ミー」と唄ったら
(何だ、知っていたのか) と云う表情をされた。



皆様 (特別に様付きだ) から沢山のプレゼントを頂き、腰が痛いのに頑張ってくれたルンバが作ってくれた料理を食べて 嫌々だがまた一つ年を取った。



子供の頃は、誕生日とかクリスマスが楽しくて仕方が無かったのだが、この年になると祝ってくれる人がいる割には あまり嬉しくはない。



でも お祝いのメールも頂いたし お礼を言わなくちゃね。

「皆さん、ありがとう。もっと、もっと仲良くしてね。」