今日は18度。
街が霧で覆われたのでジトジトと蒸す。
だからとりたてて何も日記に残せるようなものは無いので、前回の検査のことでも記憶の薄れない間に書いて置こうと思った。
検査用の椅子に座ると電動で椅子が上昇しグイッと90度横に回転すると少し後ろに倒れた。
まるでディズニーランドにあるホーンテッドマンションの椅子にでも乗っているような感覚だが、大きく違うのは下半身がモロ出しのスッポンポンだと云うことだ。
椅子が倒れると自動で左右の足がグイッと開きジェームスが恥ずかしそうに俯いた。
この姿は、多分婦人科の内診台と同じなのだろうと想像する。
病院と云うところは、穴があると覗きたがる。穴が無い所でも穴を開けて覗こうとする。
実はモニターの画面は私からも見えるようになっている。
だから、大体だが異常の有無は自分でも確認できるのだ。
検査が終わって「再発は無いですね」と云われ、さらに「行ないが良いからですね」と褒められるのは、異常無しと云われる度に喜びを爆発させて医師にハグをオネダリするので、先手を打ってのことだ。
感染予防のために抗生物質の処方箋をもらい調剤薬局に持って行くと
「どう云う検査を受けたんですか?」と訊く薬剤師がいる。
どう云う検査だろうと処方された薬が変わるわけではないし、検査の度に同じ薬を処方されているので、絶対に興味本位の質問だ。
前回は中年のオッサンの薬剤師が訊いてきたので「答えたくない」と拒否した。
今回はかなり若い卒業直後のようなオネエチャンが訊いてきたので 少し社会の荒波を体験させてやろうと思い、沢山脚色して丁寧に答えてやることにした。
「え~~と、横になってから両足をグイッと広げて、それから肛門に指を入れられて グイッ、グイッと前立腺が腫れていないか直腸に癌が無いかを確認されました」
この序章を聴いただけでオネエチャンの笑顔は固まった。
「次にチ●チ●の先から太い内視鏡を入れられて 尿道から膀胱の中まで検査をされましたが・・・・・・・・・・、この薬で良いのでしょうね」と云ったら、オネエチャンは
「ハイ・・・・・大丈夫です」と辛うじて答えた。
既に、彼女の頭の中は生涯消えない光景がトラウマとなって残ったはずだ。
今後、色々なチ●チ●に出会う度に、この私の説明を思い出すに違いない。
私は悪くない。
余計なことを訊いたアンタが悪いんだからね。