「お母さん、あのね・・・・・。今、凄いのが出た。」と報告する私。
まるで釣り上げた魚の大きさを示すように、両手で「この位はあった」と自慢する。
当然、途中に切れ目などない見事な一本モノだ。
カメラを持って入れば良かったと思うが、毎回誇示できるモノが出るとは限らない。
この点は窯で陶磁器を焼く感覚に似ているかも知れない。
大部分は駄作で、時として作者が思ってもみなかった傑作が出来上がるようなものだ。
カメラを持って入らなくても流さずそのままにしておいて、一度カメラを取りに出ると云う方法もあるのに、つい癖で流してしまうのが反省点だ。
次回を期待して、メジャーを置いておこうかと思った。
そのアイデアをルンバに告げたのだけれど目を三角にして拒否された。
でも、よく考えたらメジャーで測るためには一度取り出して紙の上に載せ、真っ直ぐに延ばさなければならない。
いくら自分のモノとはいえ手で掴んで持ち上げるのは、ちょっとねぇ。
だから悔しいけれどメジャーを持ち込むのは諦めた。
アイデアだけは良かったんだけれどなぁ・・・・・