いつもお世話になっているテルテル所長から車を貸して欲しいとの連絡が入った。
「お客様」が店頭に置いていない私のランクの車を実際に見てみたいらしい。
同じ車種でもランクがある。
排気量が違ったり、2駆と4駆があったりと様々だ。
メーカーはヘッドマークの色を変え、ホイールや外観を少しだけ変化させることで、ひと目でランクが見分けられるようにしてある。
私の車の場合は、一目瞭然なのが前から見た姿。
つまり顔が違うのだ。
少しだけスポーティ・・・・・かも。
色は白にしようかと思ったのだけれど、スリスリが特別色の方が良いと言張って差額分の5万円を出して貰ってパールホワイトを選んだ。
今は白を選ばなくて良かったと思っている。
網走へ長距離を走ったのは、「お客様」の指定日に合わせて表示される燃費を上げておくためでもあった。
頑張った甲斐があって、29.7キロ/リットルの表示。
満タンにしたら函館まで走って苫小牧まで戻っても未だ余裕で走れる数値だ。
指定日に洗車し、少し早めにテルテルの営業所へ車を運転していった。
私は「お客様」と顔を合わせないように近くの書店でウロウロし、本を3冊も買ってしまった。
さて「お客様」は買う気になったのだろうか。
その後のことは、未だ聞いていない。