北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

緊張の一日

2021-06-24 21:48:12 | 日記
ここ数日、静かなルンバ。
いつもの元気過ぎる姿ではない。

彼女にとっては初めての、免許更新前に受けなければならない高齢者講習があるからだ。

今日、数ヶ月前に私が講習を受けた自動車学校へ行かねばならない。

彼女が心配しているのは教習車を運転してコースを走ること。


 
ただでさえ緊張するとオロオロして何も出来なくなるのにコースを走るなんてと心配でならないのだ。

自分で運転して行くのは嫌だと云う彼女を学校へ送り、一旦帰宅してそろそろ実車講習かと思う時間にもう一度学校へ。

敷地内ではトレーラーや大型車、バイクに特殊作業車の訓練が行われていた。



私の姿が見えると緊張が増すだろうと物陰に隠れてルンバ待ち。

やがて現れた彼女は、緊張MAX状態の様子で運転席へ座った。
「ウインカーが遅い」とか小さなミスはあったがコースから脱輪することも無く実車運転を終了。



終了証書を手に学校から出てきたルンバは歩いて帰るつもりだったらしいが、私を見つけて喜んだものの一瞬でグッタリした顔に。

でも心配していた事がやっと終わり、少しずつ騒がしい日常が戻ってくるのだろう、きっと。

ポロン

2021-06-23 20:10:08 | 日記
私の両親は下戸だった。

父の両親のことは知らないが、母の姉夫婦、母の両親は全員下戸だったようだ。

つまり親亀の背中に乗った子亀も孫亀も全員が下戸と云うことだ。

家にビールは1本も無く、酒飲みの相手は苦手。
どう相手をしたら良いのかサッパリ分からない。

たまに呑兵衛の知人が訪れ、酔っ払ってご機嫌に騒ぎ帰らないときには隣の部屋にホウキを逆さまにして立てた。
当時の「早く帰ってくれますように」と云う迷信だ。



テレビでは街飲みをする若者の姿。
どうして自宅でゆっくりと飲まないのだろうと不思議に思う。

わざわざ街へ出なくても自宅で落ち着いて味わった方が旨いのではと思ってしまう。

カウンターに座った途端、おつまみとして目の前にポロンと出てくるのなら話は別だ。
飲めない私でも毎日通う。



「キャバクラとか云う所ではポロンと出ているの❔」と家内に訊いたが
「私が知っているわけがない」と怒られた。

大体、私の街にキャバクラと云うモノがあるのだろうかと思い・・・・・検索。

それが、あった。こんな田舎町なのに。

でも写真を見ると誰もポロンしていないみたい。
それを家内に伝えると「それは残念でしたねぇ」とニヤリ。

仕方が無いので、家内がポロンした姿を想像してみた。

熱は一瞬で冷めた。

 

パカッと広げて

2021-06-22 20:59:45 | 日記
今日は定期の歯科検診日。
予約3日前と前日、検診予約日が迫っているとLINEが入る。

LINEが届くと、即返信する癖が付いているので「予約通りにお願いします」と文章にペコリンとスタンプまで添付するのだが、どうやら返信はキャンセル以外受け付けない仕組みになっているらしい。

いつもより丁寧に歯を磨き気合いを入れてクリニック到着。
午後の診療は14時開始なので、私はいつも14時に予約を入れる。

予約15分前にクリニック到着。10台程停められるPは私だけ。
新コロナで予約を制限しているのかと思ったら、次々と車が停まって、あっと云う間に満車。

やっぱりこのクリニックは人気があるのだ。

予約時間に歯科衛生士のH子さんに呼ばれて診察室の椅子に座った。

先ず歯茎の色や状態を比べるためだと思うがプラスチックの器具を口の両端に入れてパカッと横に引っ張り、一眼カメラで接写するように撮影。

これが初めての時はとても恥ずかしい。
穴を覗かれると云うことに慣れていないからだと思うが、ベテラン患者になった今は余裕で笑顔。
心ではピースをしているのだが、真剣にカメラを構えているH子さんは全く気付いていない様子。

初めての時は(恥ずかしい)と云っていたのに、2回目からは自分でサッサと脱いで横になるのとよく似ている。

新コロナワクチン接種のことを訊いたら、既に職員全員が済ませているとのこと。
心配な副反応のことを訊いたら、そこそこ発熱したり頭痛を訴えたりした人がいたらしいが強い副反応を訴えた人は無く、2回目接種の翌日は勤務を休みにしてくれたとのこと。

凄いねぇ、従業員のこともシッカリ考えてくれているんだねと感心。

「院長先生だけ副反応は無かったそうです」と聞き
「鈍いと云うわけじゃ無いよねぇ」と云う私に
「違いますよぉ」と云ってクスクス笑い。

院長先生は、この部分を読まなかったことにして下さいね。(^^😉

お父さんと呼んで

2021-06-21 20:35:49 | 日記
夕食のテーブルに寿司が並んだ。
何だ? 誰かの誕生日か? と訊いたが無視されてムカッ。
そんなのも分からないのか と多分バカにされているのだ。

私の誕生日は来月だしルンバの誕生日はまだ先だ。
子供の誕生日は・・・・・エート・・・・・いつだっけ。

ジェームスが元気に活躍していたのはかなり昔なので子供の誕生日はメモを見なければ出てこない。

テーブルに座って寿司の入ったケースの蓋を見たら「父の日」と書いてあった。
へぇ、父の日なんだとそこでやっと納得できた私。




私は子供が可愛くて可愛くて、仕事から帰るといつも抱いてナメナメしアムアムしていた。

机にはジュニアの耳をアムアムしている写真が今も置いてある。

そこまで可愛がったのに、いつの間にか気持ちが悪いと云われ、敬遠されて誰も近寄らなくなった。



近所の家には私たちより少し若い夫婦がいて、子供にはパパと呼ばせていた。
パパと云う言葉には、どことなく隠秘な空気が漂う。
それに失礼ながらどこから見てもパパと云う顔では無かった。

我が家は当然「お父さん」だ。
実は「お父様」と呼ばせようとしたのだが全員に黙殺された。

最近気が付いたことがある。
それは私のことを「お父さん」と呼ぶのは家内だけだと云うこと。

娘は未だに気持ち悪い記憶があるのか「ナメさん」と呼ぶ。
あんなに可愛がったのにね・・・・・

神様と呼ばれた人

2021-06-20 20:05:05 | 日記
寺内タケシさんが肺炎で亡くなった。

ブルコメの井上忠夫さん、ワイルドワンズの加瀬邦彦さんが自殺して以来のショックだ。

あのフルピッキングによる早弾きは真似できない異常な奏法。
ピッキングするときに右手を支える支点が無いように見えた。

右手はフリーなのだろうか、それとも支える点を手首以外の別の所に設定しているのだろうかと録画を何度も見たけれど結局分からなかった。

加山雄三さんが主役の若大将シリーズにも出て、「夜空の星」では得意の早弾きを披露し主役を完全に食っていた。

クラシックの「運命」、民謡の「津軽じょんがら節」まで見事に編曲し、自由自在に弦を移動するピックの妙技に驚き、呆れ、そして魅了された。

最早、真似の出来ないテクニック。
「無理、諦め」と云うことを私に知らしめた一つとなった。

その早弾きの宝物のような手が止まった。

エレキの神様は静かに天へと昇った。

https://www.youtube.com/watch?v=3h9Annmqoyg