肌寒い仙台市の朝、7時14分発の新幹線に乗り込んだ。
仙台から大宮まで行き、小山まで引き返し、両毛線に乗り換え佐野に、
何故、栃木県まで来たのか?と云うと、この佐野市に、職人仲間の先輩である藍染の大川さんの工房があるのだ。
佐野駅に着くと、駅前通はひっそりとして静かであった。大川さんに迎えに来てもらう間、駅前通りをぷらぷらと、目に付いたのが、この佐野市は教育熱心な街なのか?予備校の多いこと、多いこと、15分ほど散歩する間にも5軒も予備校を見つけた。
「家紋のまち佐野」とある。市内のあちらこちらに、家紋を見かける。、抽象化されたその芸術的美しさは、世界に誇れる日本のデザイン文化である。
もう一つ、有名なのが「佐野ラーメン」。
町おこしの一環として、
「二百十数軒のラーメン屋さんが競ってひしめきあっている、ゴルフ客が口コミで伝え、評判を呼んだのがきっかけとなり、町おこしとして昭和63年「佐野らーめん会」を発足しました」とある。
私も、お昼を佐野ラーメンをご馳走になりました。
大川さんに連れて行ってもらったのは、佐野ラーメンの元祖になる様なお店で「森田屋総本店」。お昼時と云うこともあるが、駐車場には車が満杯である。
店内に入ると、お座敷に折りたたみ机が並び、ぎっしりのお客様。メニューはラーメンとチャーシュー麺だけである。お世辞にも綺麗な店とは言えませんが・・・
もっちりとした舌触りだ。幅広で腰のある手打ち麺が特徴だ。青竹打ちの麺は、中に気泡が多いため熱伝導が良く、短い時間で茹で上がり、腰の強いおいしい舌ざわりが味わえます。
ちょっと塩味の強いチャーシューが、あっさりしたスープに丁度良い味付けになっていました。
ひっそりとした駅前通りに比べて、少し離れたインター付近は、公害型のショッピングモールやアウトレットショップが立ち並び、随分賑やかです。
明日のブログは、いよいよ大川さんの工房「紺邑」の紹介です。