高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

帰省

2011年01月24日 07時10分31秒 | 安心院

寒いと思っていた東北地方から、帰ってみると・・・・・・
我家のほうが、もっと寒かった。
出張中、最低気温はマイナス10℃まで下がったそうだ。家の中の、花瓶の水が凍ったそうだ。

120_032a 久しぶりに家に帰ってくると、家の周囲にはまだまだ雪が残っており、氷柱が下がっている。
工房のトイレの水が凍って、「水洗トイレが使えない」とぼやいていた。こんな時はバケツに水を汲んで置いて、自分で流すのですな!   みんな逞しくなります。

我家では、夜になると水道の蛇口を少しだけ出しておいて、水が凍らないようにする。トイレも、本などを使って、絶えず少しずつ水が流れる状態を作っておくのだ。

120_034a こんな風に、水洗のコックが少しだけ開いているようにするのだ。
この本は、私がトイレでゆっくり読むための物ではないのだ。

大体、今までの経験からすると、私の出張中に記録的な寒波がやって来て、大変な事になっている。私が戻ってくると、寒さも和らぎ、普段の生活に戻ることになる。
帰省した翌日、道路の雪も殆ど解けて、所々、日陰になっている所に雪が残っているだけだ。

工房のメンバーもみんな遣ってくる。ところが、一人あのお惚けちゃんから電話が掛かってきた。
「雪で滑って、前にも後ろにも進めません!」とSOSコールだ。
「そこを動くな!何にもするな!」と
車で駆けつけて見ると、所々残っている雪の上で、半べそをかいている。
運転を変わって、雪の無い所までバックして、勢いを付けてから、一気に雪のある所を通過する。彼女の話を聞いてみると
「私の車は力が弱いので、登りきれないんです」
「もう、前にも後ろにも進まないんで如何しようかと思いました」と
やはり、雪道を経験したことが無いので仕方が無いのだ、
「力が無いから進まないのでなくて、アクセルを踏みすぎるからスリップしてしまうのや」
「雪道で発進しようと思ったら、ギヤをセコンドくらいに上げて、ゆっくり進みださないとスリップするんよ」と、
まぁ、こういった経験を積んで行く事で、成長して行くんでしょうが・・・・・・
こんな成長はせんでも良いか?

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