高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

カナダ旅行 9日目 トロント 2 走りました!

2015年09月20日 22時01分14秒 | 旅行

怪しいホテルに、チェックインを済ませ、17時頃から、ダウンタウンに繰り出した。19時から、CNタワーのディナーを予約してあったのだ。

今回は、このディナークーポンと、翌日のナイヤガラツアーは、HISが企画しているの物で、トロントのHIS支店にネットで申し込んだ物だった。

今回の旅行は、今まで、全ての日程が晴れで、翌日の土曜日だけが、天気予報で雨に為っている。

せっかくのナイヤガラツアーが雨だったら、勿体無いので、「日曜日に変更できないか?」と、思いついた。

ダウンタウンに出て、HISの支店を探そうと思っても、そう簡単には見つからない!

今回の旅行で、一番、私が失敗したのは・・・・

経費をケチって、Wifiルーターを契約してこなかった事だ!

まぁ、「日本からの緊急な連絡は置きないだろう。」

「もし、何かあった時は、ホテルや空港などが、wifiが、繋がるので、何とでもなるのでは?」と、考えて居たのが甘かった。

一日、1000円ちょっとで、ワイファイルーターが借りることが出来たので、借りておけば本当に良かった!と、後悔しきりである。

と、云うのは、今回の様な時に、痛切に感じた。

HISに連絡を取りたいのだが、グーグル・マップが使えれば、すぐにでも、地図上に現在地からの経路が示されるので、それに沿って行くことが出来る。
しかし、残念ながら、それはワイファイが繋がって居れば出来るとおい話である。

では、直ぐにHISにメールを打って、問い合わせてみる。と、言うことも、街なかに居ては出来ない!

HISのアドレスや番地が判っているのに、行くことや確認することが出来ない。

トロントのHIS支店の営業時間は、18:00と為っている。

時計を見ると、もう、17:30分。何とか、この30分の内に、連絡が取りたいのだが、連絡が取れないもどかしか・・・・・・

頭の中で、いろんな思考がフル回転している。


「そうだ、スターバックスに行こう、あそこならワイファイがフリーで繋がる。」

エツコーネと二人で、スターバックスを探すが、なかなか見つからない!

探すと見つからない、こんな場面は映画の中の一シーンの様だ。

やっと、スターバックスを探し当て、店の前でアイフォンを開くと、スタバのワイファイが繋がる。「やった~!」

さっそく、開いて、グーグルマップで確認して見ると、それほど遠くには無い場所に在る。

時計を、見ると、17:52 だ。

エツコーネを、スタバに残し、私一人でHISのトロント支店に行くことにした。

トロントの高層ビルの中を、風の様に疾走した。

今、100メートル走に出れば、おそらく日本記録くらいは出るのでは無いかと思った。

やっと見つけた、HISの入ったビル。

外観には、一切看板が出ていないので、このビルで良いのか?半信半疑で、2階へのエレバーターに乗る。

そして、見つけた。



時計の針は。18:00ジャストを指している。

ドアを押すと、まだ開くではないか!

私は、神様は存在すると確信した。

中では、カウンターの社員が、私を見て、日本語で「どのような要件でしょうか?」と聞く、

「村田さんをお願いします。」

「村田は他のお客様の接客をしていますので、代わって承ります。」と答えが帰ってきた。

やはり、日本語通しだと、話がスムーズに進む、

「あす、ナイヤガラツアーに申し込んでいる高江ですが、明日は雨になりそうなので、もし、日にちの変更が出来れば、まだ、トロントには数日居ますので、曜日の変更は出来ませんか?」と、聞いた。

しかし、「残念です。出来ません。全て、どのツアーも一杯です。」との、寂しい返事が帰ってきた。

私は、神様は存在しないのでは無いか?と、疑っている。

残念な結果を持って、スタバに待機するエツコーネの元に戻った。

しかし、まだ、世にも不思議な事が、翌日起こることに為るのだが、この時は、ガッカリしただけであった。
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カナダ旅行 9日目 トロント 1 夫婦の危機

2015年09月20日 21時05分50秒 | 旅行
前日、市バスを3回乗り継いで、トロント郊外のホテルにようやく辿り着いた。
見知らぬ土地で、言葉も通じない中、どうにか、こうにか、目的に辿り着くまでに、相当なストレスを貯めていた。

本日は、郊外のホテルから、トロントのダウンタウンに出て、市内観光、夜は「CNタワーでの夜景を見ながらのディナー」だ。

朝、ホテルを出て、クラークソン駅に、そこからはGOトレインで、トロントのユニオンステーショにまで出る。

まず、最初に困った事に、電車の切符の買い方が判らない・・・・

郊外の駅なので、駅舎も無く、乗客もまばらだ。

一人、自動券売機で切符を買っている人が居たので、その操作を見ていたが、どうも、どういう手順で買うのかが判らない!

そこで、その買っていた人に「切符の買い方を教えて。」と、お願いし、一緒に操作する



この機械で買うのだが、これがなかなか難しいのだ。

何とか、切符を買うことが出来、この電車に乗って、ユニオン駅へ



セントローレンス市場やディスティラリー地区などの観光名所を見学し、あっという間に、2時過ぎに為ってしまった。

この日は、翌日が朝早くから、ナイヤガラの滝ツアーに申し込んで居たため、ダウンタウン近くのホテルを予約していた。

現在、トロントでは国際映画祭が開かれており、市内のホテルは満員で、目ぼしいホテルは取ることは出来ない状態だ。

そんな中、私が探し当てたのは、B&Bのホテル

いわゆる、ベッド&ブレックファースト でB&B の簡易ホテルである。

こういったホテルは、大きなものでは無く、普通の家を少し改装して、宿泊施設にしていると云うような所なので、普通の住宅地にあったりとか、

民家と同じなので、解りにくいのだ。

ホテルの場所も、ダウンタウンからだんだん離れていき、大丈夫かな?と、云うような怪しい雰囲気の場所に入っていく。

この頃から、だんだん、エツコーネの不安は高ぶっていた。

歩いている途中から、無口に為り、明らかに、態度がおかしい。

「もう少し、ゆっくり歩いてよ!」とか、そうかと思えば、

「何処に在るのよ!」「ホテルの住所は!」と、語調も厳しく聞いてくる。

私も、突然言われても、地図を片手に、探しながら、見慣れない番地を探しているのだ。

そうこうする内に、突然、浮浪者の様な奴が、「4ドル、おくれ~」と、近づいて来たり、ますますエツコーネの不安を煽る!

やっと、目的の簡易宿泊所の番地を見つけ、ノックをする。

なかなか返事が無い!

暫くすると、不気味な老人が出てきた。怪しい!

名前を名乗ると、インド訛りの、巻き舌の英語で、入りなさいと手招きする。

玄関のドアを入ると、「スリッパに代えろ」と、云う、そして、2階へ上がれと言う。



2階に上がると、共用のキッチンがあり、「此処で10分ほど待て」と言う。

どうも、部屋の掃除を、今しているようだ。

上の階の、掃除の音が聞こえて来るのだが、なかなか下りてこない!

この待っている間に、エツコーネの不安は最高潮に達していた。

目頭を押さえて、目をつぶり、10分間、一言も話さないのだ。

私は、「こんなホテルを予約してしまい申し訳無い」と、いう気持ちと、

「そんなこと、来てみないと判らないんだもん。」という、弁明の気持ちが交差して、どうしていいか判らない、複雑な気持ちだ。

私は何時、エツコーネが、「私、もう此処には居られない!」と、言い出すのか? 心配していた。

20分ほどして、ようやく掃除が終わったのか? 怪しいお爺さんが、「上がって来い。」という

3階が、私が予約して部屋で、このホテルの中では、一番良い部屋の様だ。

作りは古いが、思っていたより広くて綺麗だ。



その内、老人といろいろ話すうちに、エツコーネの気分が晴れてきた。

怪しく見えて居た老人の顔が、段々と、人柄の良さそうな老人に見えて来たから不思議だ!



彼も、独特の訛りの酷い英語なので、私と同じで、iPhoneの翻訳を使って、お互いに、翻訳機どおしで会話する。

私より、英会話が得意なエツコーネに会話は代わって貰った。

もし、彼女が「私、もう此処には居られない!」と、飛び出して居たら、今回の旅行で、夫婦最大に危機に為っていたに違いない!

あ~~~、良かった! 無事、危機を乗り越えた様だ。



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