新郎人形完成

新郎の衣装、タキシード風が、完成した。なかなかむずかしかった。修正に修正をかさね、少しでも、シルクのパジャマから脱出するために、やりなおした。
まず、襟。幅広になりすぎて、幼稚園服みたいだったので、幅を狭く縫い直した。ボタン。左上になるようにつけたのだけれど、ボタンホールを作らずに、飾りボタンとスナップにしたために、わざわざボタンを左につけた。だけど、やはり、上着をとじてしまうと、パジャマ風に見えるので、
前をあけることにした。なので、ベストと、中のシャツとネクタイを縫う。そうすると、ボタンが本来穴をくぐって左上になるところを、飾りボタン＋スナップだと、ボタンが左側にのったままになる。女性用になってしまうのだ。
結局、スナップを全部はずし、飾りボタンは、右側へつけかえ。作業時間を損しました。でも、ベストと、ネクタイ、シャツを加えたことで、ちょっと雰囲気がでていた。ブートニアをつけて、それらしくなった。
それから、足元の靴。昔Ｔ先生からゆずってもらった白い革靴風の靴があったので、それを使おうと思うと、足がぱんぱんで、入らない。どうしても入れたいので、足元の縫い目をはずし、綿をひとつかみ取り出す。スリムになった足を無理やり靴に押し込む。なかなかぴったり。昔に買ったものの、使いようがなく、たんすのこやし状態だったのだけれど、生きてきて、うれしい。

もう少しで、新婦人形も完成する。今日は、髪をアップにしてぬいこみ、ピアスを１００均でかってきた。ピアスはひっかけるための縫い目をわざと作り、そこに針金を通す。ブーケができれば、完成。

娘いわく、「人の結婚式のために、ようやるわ。」
私「楽しんでるんやん。みてみて。これこれ・・・・。」
娘「ふーん・・・・・。やっぱり楽しんでるわ。」
私「一緒に感動してよ～。」

作るのは大好き。ストレス解消になる。自分で新しいアイディアが出てきて、それがうまく言ったら、とってもうれしい。今日は、ピアスを着ける場所に縫い目をつけることや、靴を使えるように改造したこと、これが自分なりのヒットだった。

だけど、人形の衣装ならではの手抜きも。ベストとシャツ、ネクタイは、見える部分だけ。実は、背中がない。ネクタイも結びめのところだけ。シャツも見えるところの襟だけ。それでも、なかなかいい感じ。