インターナショナルの昔の自動巻きと珍しいロンジンの自動巻きを修理しました

昨日もヘビーな修理を2点。

初めはインターナショナルの昔の自動巻きです。

















金無垢の時計で、２番車の受けにルビーの入っていないタイプです。
M様からのお預かりです。
キャリバー853
機械の中に少し埃等入っていたのとペラトン部分にも汚れが見られました。
分解掃除、タイミング調整です。
風防の交換も依頼されていて今部品屋さんに注文中です。
入荷したら仕上げる予定です。


次はK様からのお預かりのロンジンです。
オートマチックと文字盤に書いていて、ゼンマイが切れた状態でした。
裏蓋を開けるまで通常の自動巻きと思っていたのですが、なんとツインバレル。キャリバーL990.1
香箱が2個入ってる機械でした。






















昔の機械でこの構造は初めてで、さすがロンジンと感激しました。
構造も複雑でコハゼバネをまず探しました。結局見つからずテンプ、アンクルを外してからの分解になりました。
コハゼはテンプのすぐ横にありました。勉強になりました。

機械の構造すべて初めて見る構造で昨日の引き続き緊張の修理になりました。
大きいほうのゼンマイが切れているみたいでこちらも注文。
入荷してきたら慎重にくみ上げて様子を見てみる予定です。

今作ったらびっくりするくらいの金額になるんでしょうね。