正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

スイス製の婦人物クオーツ時計、セイコークオーツ、オメガシーマスター、シチズン自動巻き時計を修理です

2021年06月27日 | オメガシーマスター

今日は朝から雨模様でした。

昼間も降るんですかね。

 

分解掃除です。

始めはスイス製の婦人物の時計です。

ETA社の機械です。

 

分解掃除でお預かりした。

大体分解掃除でお預かりする場合は電池交換をしても動かない場合や電池の寿命が短くなっている場合がほとんどです。

金属製の部品が多いので少し気が楽です。

部品を点検後組みました。

 

次はセイコーの昔のクオーツ時計です。

 

キングクオーツ

このあたりのつくりは完全に機械式の時計と変わりません。

しっかりと作られていると思います。

 

駆動部分です。

秒針を規制するレバーがついています。歯車と当たる部分に汚れが見られました。

トリマコンデンサ付きで歩度の調整が出来る回路です。

がっちりした歯車が使われています。

洗浄をして組み消費電流等のチェックも完了済みです

 

次はオメガシーマスターです

昔のダイバーウォッチ

 

 

 

オメガ552のキャリバーの機械が使われていました。

分解をして部品を点検後洗浄です

組んでから歩度の調整も完了済みです

 

部分修理です。

オメガスピードマスタートリプルカレンダーの時計です。

夜9時ころから夜中3時ころまでカレンダーが変わっていきます。

その時間にカレンダーの早送りをしてしまうと送りの車が破損してしまいます。

 

左が破損した歯車で右が新しい歯車です。

交換して歩度の調整も完了です。(3年前に当店にて分解掃除済み)

この部品が今物凄く値段上がっています。

大変です。

 

最後ははシチズンの自動巻き時計です。

 

 

結構複雑に作られています。

輪列と同じ高さに自動巻き機構があるので比較的薄い自動巻きの機械だと思います。