正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

Diorの紳士物自動巻きクロノの竜頭修理とウブロの自動巻きクロノを修理です

2017年10月22日 | 時計修理
朝から雨ですが選挙に行ってから出勤でした。

昨日も朝から雨でお客様少なく修理の時間になりました。

はじめはDiorの紳士物の自動巻きクロノの竜頭の修理です。

初めて見る時計で裏ブタが少しスモークのかかったスケルトンになっていて機械が見えるようになっていました。





よく見るとゼニスのエルプリメロが入っています。







修理は巻き芯が折れて竜頭に巻き芯が残り、竜頭と巻き芯の交換を依頼されました。

巻き芯に直径が0.8ミリとちょっと。削り出せると判断して作業に入りました。

集中しての作業でした。






少しずついつものようにセンターを取ってドリルの直径も大きくしていきました。

最後は気持ちのいい終わり方でネジ山に残っている巻き芯がスルスルと抜けてきて穴あけ作業は終了。




巻き芯ですが、折れて短くなっている部分に継ぎ手の巻き芯を入れ長さを調整して仕上げました。

久しぶりに納得のいく作業が出来たと思います。

次は分解掃除です。

いつも本当にお世話になっていますY様からのお預かりです。

ウブロの自動巻きクロノグラフです。






定期的なメンテナンスで前回は4年前にさせていただいております。

 部品をチェックしながら分解し定期ました。













自動巻きの機構のクラッチ車のほぞが少しですが細くなっていたので交換し分解掃除後組み上げ調整までできています。

機械自体は綺麗な状態でした。

しばらくは実測で毎日ゼンマイを巻いてから様子を見る予定です。

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