正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

ブライトリング自動巻きクロノと手巻きの堤時計をを修理しました

2018年05月29日 | ブライトリング
朝から曇りがちです。

明日は雨になりそうです。

昨日はスイス製の下げ時計とボームメルシエの自動巻き時計を修理予定でしたが、昨日お持ちいただいたブライトリングの時計の修理で竜頭、チューブの不具合か機械の不具合がわからなかったので機械を取りだし点検したので先に分解掃除をさせていただきました。


O様からのお預かりの時計です。



竜頭のネジ込みが出来ず(中まで入らない状態)また手巻きも出来ない状態でした。
針回し、カレンダーの早送りはできていたので竜頭、チューブの問題では無いと判断して機械を取り出し、竜頭をチューブにねじ込んだところ問題なくネジ込みが効きました。

機械に竜頭を差し込んで手巻きをしたのですがこれは動かず。

自動巻き機構に不具合があると判断し分解しました。

(メーカーに出さないと駄目な修理の場合は先に原因を見つけておかないと結構日にちがかかることがあるので先に原因を探しました)

機械を取り出して点検してしまったので機械を分解して原因を探しました。

クラッチ車は大丈夫で角穴車の伝え車のカナが3枚折れてい折れた歯が角穴車に噛んでしました。






後ほぞも折れている状態です。



部品はストックであったので早速交換して分解掃除へ。

洗浄後他に傷んでいる部品が無いか点検し組み上げました。


次は昔のスイス製の堤時計です。



N様からのお預かりです。

手巻きの婦人物の機械が入っていました。
分解掃除です。









油が完全になくなっている状態でした。
洗浄後注油しながら組み上げました。

しばらく実測テストをする予定です。







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