12月25日、氷河を見に行きます!
全体を見渡せる展望台より。見える一番奥は、14km先だそう。左の尖った、かっこいい山は、氷河と同じ名前のモレノ山(1,640m)。氷河の右に見える半島の先に行くと、目の前に現れます。
35kmの道のりを、長い年月かけて、ここで最期を迎えます。もとい、それから水に帰り、またアンデスの雪となって、氷河になるのかもしれませんね。
最大で1日2m動くと言われるこの氷河、この先端部で崩落を繰り返してアルゼンチン湖の水となります。元々太平洋からやって来たその水は、今度は東に向かい、大西洋へ流れ込むことになります。
この距離だと氷河先端部は全部見えません。
ちなみに、時間は日本時間。青く光る氷には、どれほどの歴史があるのだろうか?1日2m動くのならば、35kmの移動には50年もあればここまでたどり着くのだが、さて、事実は、、調べておきます。
写真黒円の右側から氷河を望む。半島の突端は、氷河の目と鼻の先、100m位の距離で見ることができる。地図の湖がアルゼンチン湖。
モレノ氷河は、エルカラファテから西に80km、チリ国境アンデス山脈のピエトロベッリ山(2,950m)に源を発する。全長35km、幅5km、高さ60m、パタゴニアでも有数の氷河だそうだ。パタゴニアのこの一帯は、ロスグラシアレス(氷河)国立公園で、ユネスコの世界自然遺産にも指定されている。冬、太平洋からの湿った風がアンデスに雪を降らし、アルゼンチン側に氷河となって流れ落ちてくる。ガイドブックによれば、この一帯の氷河は、南極、グリーンランドに次いで世界第3位の規模なのだそうだ。
氷河の目の前でビデオを回す事2時間、小さなものも含め、4回の崩落を見る事ができた。音も、ビジュアルも迫力満点!動画のアップをお待ち下さい。
真夏なので陽がさせば暖かいですが、ガスって雨など降ると、氷河から吹き下ろす風が冷たく、レインスーツと手袋は必携。写真の遊歩道を伝って、氷河の目の前まで行くことができます。
パタゴニアで思う事。それは、なんでもかんでも広く、大きいため、その素晴らしさや広大さをどうしたら伝えられるか、という事。写真や動画ではなかなか伝えきれませんので、これもまた、妄想と心の目でご覧いただけることをお願い申し上げます。
アルゼンチン湖の東より、西にモレノ山を望む。麓の右奥に氷河がある(はず)。
このような光景が延々と続く。向こうの山は、氷河で削り取られたあと。
パタゴニアは風が強い。いつでも、何処でも旗がちぎれんばかりにはためく。冬は、一体、どうなる?
これから、さらに800km南下、地の果てのまち、ウシュアイアに向かいます。
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