![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/f5/bc47b0b0b8787bd57604e4f921d48878.jpg?1577409572)
どうしてもパタゴニアで見たかったのが、この山、フィッツロイ(3,408m)だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/4f/29ab0b2fb10e5c4aa54092952d8f4982.jpg?1577409803)
この有名なロゴのモデルだ。12月24日、エルカラファテからバスで3時間、麓の街、エルシャルテンに行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/57/ed831b6d93f9e60b870856f0f3df0667.jpg?1577410021)
エルカラファテからは、アルゼンチン最大の湖、その名もアルゼンチン湖と、ピエドマ湖の2つと、大平原を越えて行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/42/21c5c840f84f42a55efc867f9c706a16.jpg?1577409979)
写真では分かりにくいが、ここは氷河で抉られた大カールなのだ。前の地図を見てほしい。湖を含む一帯の平原がカールであることをお分かりいただけると思う。左端の緑が現在の氷河。実際に見るより、地図で見る方が分かりやすい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/e6/fd87cd8a0fc64cd0e25d79cabf6d976f.jpg?1577410435)
エルシャルテンからハイキングでフィッツロイに向かう。山頂は無論無理だし、最も山頂に近いビューポイントまでも往復10時間と日程に合わない。街から最も近いビューポイントまでの往復4時間コースを選択する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/86/17c5b9b1e13085faaae537374d63987d.jpg?1577410834)
街を後に登り始める。世界遺産かつ国立公園のここは、登山道もしっかり整備されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/5c/189b6cba1b43fbc07a5b78a686146aeb.jpg?1577410936)
標高こそ低いが、ここは南緯50度、サハリンの緯度と同じくらいで、寒帯の気候だ。植生も日本の高山植生のよう。年平均気温が8度のパタゴニアの冬は雪に閉ざされ、風も強い。植物は低く身を固めて、花の蕾も小さい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/c6/58944a69738b3dd39aa392447f36beef.jpg?1577411352)
そして、標高750m地点、フィッツロイの頂きは雲の中だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/ae/a88cb5aa262a01843acc5ce81a9adbf7.jpg?1577411474)
本来ならこう見えるはず。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/d6/dc8b4d5854951dbfee29886e50bb8a7e.jpg?1577411532)
ロゴと同じ風景は、残念。横にいた男性曰く、3度目だが、以前2回は雨でまるで見えず、今日は左端の2つのピークが見えて、ラッキー!
ここからは、パタゴニアの短い夏を彩る、可憐な花たちをご覧下さい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/34/0cb78ec7c0f13fbd75ee6e7a3ad7c8fc.jpg?1577411785)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/94/d8aaf8e5f70ad6062167581d41f07e95.jpg?1577411897)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/3f/bc0672c3fb99863f7e710e16ef02a2db.jpg?1577411966)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/ea/75ec2e112253b480805b37aafe6fb595.jpg?1577412032)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/72/4c3c6e855c215f5fe196a0fa023d559d.jpg?1577412038)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/d9/452753ff77cd8ac5c9592f981c3927db.jpg?1577412138)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/f5/af420f5ebc03ef13c06a7f6dd5208156.jpg?1577412138)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/b8/2876b3ab51d36c38eb139582f77eab65.jpg?1577412146)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/7d/0fbf709375afc573af6db3f0eee77ef4.jpg?1577412150)
日本の高山植物とは多くの共通点があるようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/93/f87d5858ac29d7e3fd4e24fb2578ab01.jpg?1577412333)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/53/3cb93bd620d540bd880dfa74dc3f1aba.jpg?1577412342)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/75/a26425b60f022b6429e3c56ca10bbff4.jpg?1577412380)
麓に降りればホレ、たんぽぽの咲く、草っ原。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/fd/28d7f2fd3e8079fe797ecb2fef7e6fbb.jpg?1577412505)
パタゴニアというと、何か、随分違う所、というイメージを持っていたのだが、こうして中に入るとごく普通の自然がごくふつうにある、という感じ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/72/a160ef436602a90b2b32f416dc6ece05.jpg?1577412723)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/f1/69881de71a6bbea3d60d6e3da0960d72.jpg?1577412719)
こんなスケールの大きい自然が当たり前のパタゴニアにも、たんぽぽの咲く、原っぱがある。素敵だ。
明日は、氷河を体験する。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます