12月27日、フエゴ国立公園散策。今日がパタゴニア最終日。
フエゴ島は、西がチリ領、東がアルゼンチン。この国境地帯が国立公園となっており、ぶなの天然林、ピートランドと呼ばれる泥炭地が、標高は低いが切り立った、夏でも雪をいただく山岳地帯と、ビーグル水道に流れ込む川、多くの湖と共に大切に保護されています。また、このフエゴ、と言う名前は、マゼランがこの島を発見した際、原住民(今となっては先住民となってしまいましたが)のたく篝火が数多く見られ、これにちなんで’火’を意味するスペイン語フエゴと名付けられたのですが、その先住民の歴史を伝える大切な使命もあるようです。
この一帯は、ブナの原生林。レンガという名のブナ。
こちらも、ニレというブナ。レンガもニレも、日本人にはわかりやすい。
これは写真ですが、秋にはこの一帯がこのように紅葉するそうです。こちらのブナは赤く紅葉するのかと驚いたところ、もみじのように赤く紅葉するものもあるのだそうです。ブナ、ブナと云っていますが、日本のブナとは科が違うようです。
葉の形が相当違いますね。
ラパタイア湾。ビーグル水道に繋がる入江。
この一帯にも、短い夏を謳歌するように可憐な花たちが咲き乱れています。
氷河公園から流れ出るラパタイア川。ラパタイア湾からビーグル水道へ。
ネグラ湖。氷河の水を集め、溢れた水はネグラ川(?)となって、やはりビーグル水道に流れ込む。
公園内をその名も’地の果て号(End of the World Train)’という汽車が7kmの区間走っている。その昔、ウシュアイアに監獄があった頃、建材、暖房用木材切り出しのため敷設されたもの。その頃伐採された後は、この通り、裸のまま、切り株を残して歴史を後世に残している。しかし、囚人が作業したとはいえ、鉄道まで引いてくれるなんて、立派です。
このような汽車が、今では観光客を運んでいます。
これでパタゴニアとはお別れです。最後のビューをどうぞ。ビーグル水道沿いのウシュアイア。
延々と続く、アンデスの山並みとパタゴニア。
ブログの日記に書いてしまいました。
https://blog.goo.ne.jp/oborozuki89/e/2a6d5fe179decf9b99d848816adcb1db
いい経験をしているなあ。