Takの山行記録とバイオリンとかAIとか

山行記録に加えて必死に練習中のバイオリン、必死に勉強中のAIについて

飯豊本山(2105m)

2016-08-12 19:40:17 | 日記

8月12日いよいよ飯豊連峰の主峰、飯豊本山を目指す。学生の頃、この山の存在を知り、それ以来、気になっていた山だ。福島、山形、新潟の三県にまたがり、東北地方では最大の山塊だが、広いだけに、アプローチも長く、また山頂までの距離も遠い。今日は、最も距離の短いコースを選択したが、山頂までコースタイム登り9時間、下り6時間、距離20km、累積標高差2000mで、日帰りは厳しいので小屋止泊りを予定。

5時20分、御沢の駐車場を出発。しばらく杉とトチの巨木の森を進む。

登山道に入ると今度は見事なブナの森。尾根までひたすらこの森の急登が続く。

7時、横峰。コースタイムの半分。このペースだと日帰りも可能か、とこの時点で思ったのだった。

最初のピーク地蔵山(1485m)はトラバースして、尾根に入る。

次のピーク三国岳。ここまでは剣ヶ峰と呼ばれる急な岩尾根が続く。


岩尾根に可憐に咲くイイデキキョウ。

三国小屋で休憩した後、さらに次のピーク種蒔山(1791m)を目指す。ここを越えれば飯豊本山が見えてくる。

姿を現した飯豊本山。分かり難が、右に見える1番高いピークの左奥がそれ。

手前の白く見えるザレ場の奥に、切合(きりあわせ)小屋がある。多くの登山者が泊まる、お花畑の中にある風光明媚な場所だ。ここで水を補給して、いよいよ本山に向かう。

姥権現のお地蔵さん。昔、女人禁制の飯豊本山に登った女性が仏の怒りを買い、石となった、という伝説があるそうだ。仏が怒る、というのはピンとこないが。

姥権現からの登りがさらにきつい。息も絶え絶えでやっと本山下の一ノ王子に到着。

山頂に向かう前に、まずは飯豊山神社に参拝。ここにザックをデポして山頂に向かう。

11時35分、飯豊本山山頂。6時間15分。
西には大日岳(2128m)、飯豊連峰の最高峰。

東には神社と、本山小屋のあるピークと、右に見える尖ったピークは、会津磐梯山。この時点で小屋泊まりは止め、下山する事にした。12時20分山頂発。明るいうちに戻れるだろう。

しかし、前半の登りは結構足にきていた。よろよろ登り返しながら降りるうちに、森の中は薄暗くなり、また、この時間にやって来る登山者もいない。そうなると心細くなり、その辺に熊がいるんじゃないかとおっかなびっくり。新しいクマ鈴をカンカン鳴らし進む。小さな岩が、子熊に見える。
今日は、天候は快晴、絶好のコンディションだったが、暑い!これまで経験した事が無い暑さだった。水は、水場での補給入れて5リットル飲み干し、おかげで食欲が出ず、途中食べたのがカップラーメンと、アンパン2個のみ。下りではシャリバテ起こし、カロリーメイトを水で流し込む羽目に。
素晴らしい山行だったが、また、体調管理で課題もできた。

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